毎年バイクシーズンの到来と共に開催される、東京モーターサイクルショー2023ブースレポート。ここでは海外パーツメーカーの販売や、モーターサイクルブランド、ベネリの輸入販売も行っているプロトブースの詳細をお伝えしていこう。
プロトが輸入販売を行っているベネリを中心としたプレスカンファレンスが行われた。ベネリは人気ロードスポーツモデルのレオンチーノに新たに125ccモデル『レオンチーノ125』が追加されたほか、イタリアで販売数ナンバー1となったTRK502Xが国内初披露となった。
ブランドの発祥地でもあるイタリアにおいて、昨年の販売台数で首位に躍り出たこともあったという『TRK502X』。程よいサイズ感のアドベンチャーモデルであり、エンジンガードやナックルガードを標準装備としつつも、100万円を割る販売価格を予定しているということだ。
昨年登場し、ベネリのヒットモデルとなった『インペリアーレ400』。クラシカルなスタイリングと、400cc単気筒というサイズ感で、ビギナーやリターンライダーを中心に人気を得た。
原付二種区分の個性派コンパクトスポーツモデル『TNT125』は新色が追加された。ノーマルのままでも十分なインパクトを持つデザインであり、しかも維持費を抑えられる125ccモデルということで注目を浴びている。
プロトと言えばブレーキホースという方も多いと思う。自社ブレーキホースをはじめ、世界各国のバイク用品を取り扱い来年で40周年を迎える同社は、これまでの歴史を振り返る形でブースをディスプレイしていた。
ブレーキ界の巨人、ブレンボもプロトが取り扱っている。ブレンボも新製品群を展示していた。その中でも人の目を引き寄せていたのは、新型モノブロックキャリパー『GP4-MS』だ。美しいアルミ削り出しのボディやベンチレーションフィンは芸術的だ。
プロトではハンドルマウント式簡易ナビゲーションシステム『BEELINE Motoナビゲーション』の販売も開始。スマートフォンアプリと連動させることで、目的地まで矢印でナビをしてくれる。価格は2万7500円。
2022年度グッドデザイン賞を受賞したプロトのコンプリートカスタムバイク『ZDC-80B』も展示されていた。車両価格は258万5000円~とされており、作りこみをみると、むしろお買い得に思える一台である。
プロトでは以前から電動スクーターの販売にも力を入れてきた。プロトが販売しているGOCCIA社の『GEV600』は、これから日立と連携し、バッテリソリューション(電力の回生システム)を展開することになった。