ヤマハは東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第46回東京モーターショー2019」の出展概要を発表した。
同社ブースでは「人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities~」をテーマに、バイクや電動コミューターなどを含む世界初公開モデル6点、日本初公開モデル2点など計18モデルを展示。バイクではEU5ガス規制に適合したクロスプレーンエンジンを搭載する新型「YZF-R1」、2020年夏以降に日本での発売を予定しているアドベンチャーツアラー「Tenere 700」が登場。
なお「第46回東京モーターショー2019」の開催日程は、2019年10月23日(水)・24日(木)がプレスデーとなっており、一般公開は2019年10月25日(金)~11月4日(月)までとなる。
ヤマハ発動機株式会社は、10月24日(木)~11月4日(月・祝)の期間、東京ビッグサイトで開催される「第46回東京モーターショー2019」(主催/一般社団法人日本自動車工業会)に、「人はもっと幸せになれる ~ART for Human Possibilities~」をテーマとするヤマハブースを出展します。
ヤマハブース(西2ホール)では、世界初披露のワールドプレミア6モデル、日本初披露のジャパンプレミア2モデルを含む、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、電動コミューター、電動アシスト自転車、自律ソリューションビークルなど合わせて18モデル(※)を展示。長期ビジョン「ART for Human Possibilities」を旗印とする、2030年に向けた当社の技術開発の取り組み等を紹介します。
(※)10月23日(水)午前9時30分からのプレスブリーフィングで、ワールドプレミア2モデルを追加発表予定
■ワールドプレミア/東京モーターショーで世界初披露となる出展物
・Land Link Concept/ランド リンク コンセプト(特別出展物)
・E01/イー ゼロワン(参考出展車)
・E02/イー ゼロツー(参考出展車)
・YPJ-YZ/ワイピージェイ ワイゼット(参考出展車)
■ジャパンプレミア/東京モーターショーで日本初披露となる出展物
・YZF-R1/ワイゼットエフ アールワン(参考出展車)
・Tenere 700/テネレ 700(参考出展車)
■その他の出展モデル
・NIKEN GT/ナイケン ジーティー(市販車)
・YZ450FX/ワイゼット 450 エフエックス(参考出展車)
・TY-E/ティーワイ イー/(参考出展車)
・TRITOWN/トリタウン(参考出展車)
・E-Vino/イー ビーノ(市販車)
・YPJ-XC/ワイピージェイ エックスシー/(市販車)
・YNF-01/ワイエヌエフ ゼロワン(特別出展物)
・JWX-1 PLUS+/ジェイダブリュ エックスワン プラス(特別出展物)
・YMR-08/ワイエムアール ゼロエイト(特別出展物)
・FAZER R/フェーザー アール(特別出展物)
周囲をセンシングしながら大地を自在に移動する自律ソリューションビークル。開発コンセプトは、「呼応し合う・LINK」。AI画像認識により自ら走路を判断。行く先を拒む障害物を検知し、自ら避けて走行します。それぞれ操舵・駆動可能な4 つの車輪で方向を問わない移動を実現。高い機動力を備え、人とともに作業するために必要な器用さを持ち合わせています。
都市間を快適に移動できる余裕を持った、急速充電にも対応した都市型コミューター(エンジン出力125cc相当)です。スクーター技術とEV技術を融合し、日常ユースでの実用性と従来のスクーターを上回る走りの上質感を両立しました。優れたコンフォート性能と、新時代のスポーティーさを特徴的に表現したデザインを採用しました。
都市内の移動に最適な次世代電動コミューター(エンジン出力50cc相当)です。小型・軽量で扱いやすいライトなボディに、手軽な着脱式のバッテリーを搭載しています。電動ならではの滑らかでスムーズな走りを追求し、EVをより楽しく、より身近に感じる新しい価値を提案します。バッテリーとモーターで構成されるパワートレインを視覚化したデザインの採用により、軽快な走りを表現しました。
レースで走ることをイメージしたE-BIKEのレーシングマシンを表現。モトクロス競技専用車「YZ」を彷彿とさせるセンターマスコンセプト(車体の重心に重量を集中させることで運動性能を高める設計思想)を、2本のダウンチューブでバッテリーを挟み込む独自のレイアウトで実現。厳しい路面での安定したコーナリング性能と、軽快な取りまわしを実現します。シンプルかつライトな車体は、「YZ」とのリレーションデザイン。楽しく刺激的な非日常体験、未来のFUNを提案します。
※欧州仕様
“Full Control evolution of track master”をコンセプトに、サーキットを制する性能を照準として開発したヤマハモーターサイクルのフラッグシップ。EU5 適合の環境性能を実現しながら性能に磨きをかけたクロスプレーンエンジン、EBM(エンジンブレーキ・マネジメント)やBC(ブレーキ・コントロール)の2種類の制御システムに加え、車体各部の熟成でサーキット性能をさらに進化させています。なお、2020 年秋以降に日本での発売を予定しています。
※欧州仕様
689cm3の水冷直列2気筒270度クランクエンジンを軽量ボディに搭載した、アドベンチャーツアラーです。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロード+アドベンチャー+ツーリングの各要素を高次元でバランスさせました。さまざまな軽量化技術を投入した車体は、前モデル「XTZ660」比で約10kgの軽量化を実現しています。なお、2020年夏以降に日本での発売を予定しています。
高次元のコーナリング性能と上質なクルージング性能を併せ持つ大型 LMW「NIKEN」をベースに、ツーリングでの快適性に一層磨きをかけたモデルです。優れたウインドプロテクション効果を発揮する大型ハイスクリーンや防寒用のグリップウォーマー、さらにツーリングの疲労度を軽減する専用シート、12V DCジャック、センタースタンド等を標準装備し、ツーリングの快適性を高めています。
※JNCC 参戦エンデューロ仕様車を出展
モトクロス競技用ハイエンドモデル「YZ450F」をベースに、エンデューロレースで求められるさまざまな機能・性能を装備した「YZ450FX」。軽快なハンドリングや高回転域で力強さを発揮するエンジンなど、エンデューロレース専用車として最適なセッティングを施しています。ショーではJNCC(全日本MCクロスカントリー選手権)に参戦する鈴木健二選手のマシンを展示します。
技術研究の一環として開発に取り組んだ電動トライアルバイクの先行開発車両。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)モノコックフレームに高回転型の小型高出力モーターを搭載し、力強い低速トルクと伸びやかな加速性能で高い走破性を
実現します。黒山健一選手のライディングによりFIMトライアル世界選手権 TRIAL Eクラスに参戦し、2018年、201 年ともにランキング2位を獲得。
LMW機構を備えたフロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ。ライダー自身のバランスコントロールによって姿勢制御を行うシンプルな機構で、ラストワンマイルの移動をワクワク楽しくします。軽く小さな車体とカンタン操作で幅広い人々の利用が可能なことから、現在、国内のレジャー施設や公園等で有用性や集客性、商品性等を検証する実証実験を進めています。
※東京モーターショー特別カラーで出展
レトロポップなスタイルで人気の原付1種スクーター「Vino」をベースに、EVならではの滑らかな走りを活かしたエレクトリックコミューター。スムーズな加速感や、極低速での優れた実用トルク、手軽な着脱式バッテリー等が主な特徴です。走行条件に応じて選べる2種の走行モードと、一時的に登坂性能を高めるブースト機能を装備します。
E-MTB(電動アシストユニット搭載のマウンテンバイク)の市販モデル。当社が培ってきた走りの DNA と、パワフル&コントローラブルなアシスト性能で大地を縦横無尽に駆け抜け、週末の非日常を演出するパートナーです。E-MTB 用ドラ
イブユニットのフラッグシップ「PW-X」を搭載しています。
乗る者の冒険心を掻き立てる走破性とデザインを両立した、低速モビリティのコンセプトモデル。オフテイストのデザインに、大径タイヤと4輪独立サスペンションを装備して、乗る者の「行きたい場所にはすべて行き、やりたいことはすべてやる」という意欲を刺激します。Red Dot Awardデザインコンセプト2019受賞。
車いす用電動ユニット「JWX-1 PLUS+」は、駆動輪の交換のみで普段使い慣れた手動車いすを電動化するユニットです。手動車いすの手軽さに電動化による快適性を加えることで、車いすユーザーの行動範囲を大きく拡げます。速度制御や加速・減速度制御など、当社独自の走行機能制御システム「JW SmartCore」を採用しています。
※東京モーターショー特別カラーで出展
「1フライトで1ヘクタールのほ場を15分で散布(※)する」ことをコンセプトに開発した産業用マルチローター(通称ドローン)。二重反転ローターなどによる力強いダウンウォッシュは薬剤を作物の根元まで届け、当社産業用無人ヘリコプターに匹敵する散布品質を実現します。ドローンによる散布は近年、産業用無人ヘリコプターでは対応しにくい狭小ほ場等で拡大しつつあります。※平地での連続散布を想定
※東京モーターショー特別カラーで出展
防除作業や肥料・除草剤の散布等で活躍する、産業用無人ヘリコプターのハイエンドモデル。薬剤の搭載能力はクラス最大の 32L。薬剤・燃料無補給で4ヘクタールの散布が可能です。また、GPSとジャイロで速度と距離を計算し、一定の散布間隔でのターンや等間隔での飛行ライン・速度を維持するターンアシスト機能を標準装備しています。
ヤマハ発動機株式会社
TEL/0120-090-819
リリース = ヤマハ発動機株式会社(2019年10月10日発行)