2018年3月23日(金)から3月25日(日)まで東京ビッグサイトで開催された第45回東京モーターサイクルショー。日本を代表するレーシングコンストラクターであり、チューニングパーツブランドでもあるヨシムラもブースを出展。エキゾーストシステムやキャブレター、カムシャフトなどを美しくディスプレイし、ヨシムラのクラフトマンシップを存分に堪能できるブースデザインとなっていた。また、会期中は特設ステージで技術トークショーとレース参戦トークショーが毎日開催され、多くのヨシムラファンが詰めかけていた。ここからはブースやトークショーの模様をお届けしよう。
今季全日本ロードレース選手権最高峰JSB1000クラスに参戦するYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGの2台のGSX-Rが来場者をお出迎え。
JSB1000に投入されたヨシムラGSX-R1000(L6)のストリップモデルも展示。外装がすべて取り去られた車両はインジェクターなど補器類も丸見えということもあり、写真撮影をする来場者で毎日大混雑!
まるで博物館のような展示ブース。商品紹介というよりも、ヨシムラの「モノづくりの真髄」を来場者にアピールしているように思えた。
チューニングキャブレターの代名詞的存在のヨシムラTMR-MJN。展示品はφ38のデュアル・スタック・ファンネル仕様だ。
エキゾーストシステムと並び、ヨシムラのプロダクツを代表するカムシャフト。1960年代からスペシャルカムを製作してきたヨシムラだが、加工技術の進んだ現在でも最終工程は熟練工の手で仕上げを行っている。
勝つためにコンマ1秒を削りだす。そんなヨシムラの掲げるコンセプト”ゼクス(ZECHS)”を表現する展示エリア。エンジン、キャブ、エキゾーストをひとつのパッケージングとして見せるディスプレイ。写真のGSX-1100SのエンジンにはTMR-MJN40、エンジンカバー、参考出品の機械曲げチタンサイクロンがセットされていた。
今でもコアな人気を誇る油冷モデル。写真はTMR-MJN41をセットしたGSX-R1100のエンジン。エンジンカバーや機械曲げチタンサイクロンは参考出品。
最近はCB400Four用のボアアップピストンやST-1Mカムなど新作パーツを精力的にリリースするヨシムラ。写真は先日リリースされたヨンフォア専用TMR-MJN28と、参考出品のレーシング機械曲げストレートサイクロンを装着したデモエンジン。
ヨシムラは4ミニ用にもチューニングパーツをリリース。写真はヨシムラ88ccキットやYDX-MJN24キャブ(参考出品)、チタン手曲げサイクロンTYPE-3を組み込んだモンキーのエンジン。
Z1の姿もあった。デュアルスタック仕様のMJN-TMR36と、参考出品のレーシング手曲げストレートサイクロン”40th Anniversary”が組み込まれていた。
人気のZ900RSも展示。新作のラジエータープロテクターのほか、参考出品ながら手曲げストレートサイクロンがお披露目に。新生Zにもいよいよヨシムラ管が登場するのか!?
特設ステージでは毎日トークショーが開催された。
左から吉村不二雄氏、ライダーの津田拓也選手、渡辺一樹選手、加藤陽平監督。今年のヨシムラは、ヨシムラから参戦6年目となる津田選手と渡辺選手の2名でJSB1000へ挑む。渡辺選手は2017年にWSS(ワールドスーパースポーツ)に参戦していたライダーだ。
チャンピオン獲得の夢を乗せて走るヨシムラのGSX-R1000。2018年のJSB1000は4月7日にツインリンクもてぎで開幕する。今年は7日にレース1、8日にレース2が行われる。