リリース = KTM Japan株式会社
KTMが、2017年ストリートモデルの試乗会「KTM ORANGE CARAVAN 2017」を、2017年4月29日(土・祝)に東京・お台場の青海 UVA区画で開催する。試乗車両として2017年モデルが14台、2016年モデルが3台用意されている。
KTM Japan株式会社は、去る3月に大阪・東京モーターサイクルショーで一般公開したKTM 2017年ストリートモデルの試乗会を開催します。
■日時/ 2017年4月29日(土・祝)8:00~17:00
■会場/ 東京お台場 青海 UVA区画
■試乗車
<2017年モデル>
・125 DUKE (NEW)
・690 DUKE
・690 DUKE R
・1290 SUPER DUKE R (NEW)
・1290 SUPER DUKE GT
・690 SMC R
・690 ENDURO R
・1090 ADVENTURE (NEW)
・1290 SUPER ADVENTURE S (NEW)
・1290 SUPER ADVENTURE R (NEW)
・1290 SUPER ADVENTURE T
・RC 125
・RC 250
・RC 390
<2016年モデル>
・250 DUKE
・250 DUKE(ローシャシー仕様)
・1190 ADVENTURE
【KTM ORANGE CARAVAN 2017 注目の試乗車】
■KTM 125 DUKE ”THE SPAWN OF THE BEAST”
ライディングの喜びを排気量だけで測ることは不可能です。125 DUKEは、これをあらためて証明します。最新のLEDヘッドランプからボルトオンされたサブフレームにいたるまで、その攻撃的で獰猛なルックスはKTMの最軽量なネイキッドモデルでありながら、限りなく1290 SUPER DUKE Rに近づきました。同時に、新設計のスチール製フュエルタンクは13.4リッターの大容量を誇り、航続距離の延長とともに、新形状による効果的なニーグリップも実現しました。エンジンの4バルブシリンダーヘッドは高回転用に設計され、DLCコーティング、最新の電子制御インジェクション、クロスレシオ6速ミッションにより低回転でも十分なトルクとパフォーマンスを発揮します。こうしたパフォーマンスは経済性にも配慮され、サイドマウントのサイレンサーを採用した最新の排気システムとの組み合わせにより、欧州の排出ガス規制「Euro 4」にも適合しています。
2017年モデルで特に強化されたのがWP製倒立サスペンションです。軽量化と内部フリクションの低減を図り、より一層のパフォーマンス向上を実現しています。これらのパーツは熟成され、最大限に車体重心近くに搭載しました(マスの集中化)。これは車体の安定性と操作の正確性を増し、ライディングに余裕と機動性をもたらします。ライダーの視界には、最新のTFTディスプレイによる洗練されたダッシュボードが飛び込んできます。このディスプレイは必要な情報をわかりやすく表示し、高い視認性も確保しています。また、オプションの「KTM MY RIDE」によりハンズフリー機能やオーディオ操作も可能となり、スマートフォンの着信やオーディオプレーヤーの選曲がハンドルバーのスイッチで操作できるようになりました。
■1290 SUPER DUKE R “THE BEAST 2.0”
KTMのエンジニアは何百時間、何千マイルにもわたるテストを経て、このバイクを刺激と興奮に満ちた最先端のキング・オブ・ネイキッドに仕上げました。KISKAによる新しいデザインの狙いは、このバイクが停車している時でさえ明らかです。シャープで獰猛なスタイリングは、ライダーをフルレザーのライディングスーツで身を固めたくさせるのに十分なインパクトを持っています。フルLEDのヘッドライトはアルミ製の台座にマウントされ、横に並ぶ特徴的なデイライトは前方を走るライダーに圧倒的なスピードで追い越されることを予感させるでしょう。1290 SUPER DUKE Rの1301ccエンジンは最高出力177hpを誇りつつ、よりスムーズで低燃費になり、CO2排出を10%低減しました。幅が広く、低くマウントされたハンドルバー、Brembo製モノブロックブレーキキャリパー、BOSCH製ABS付「MSC(モーターサイクルスタビリティコントロール)」、WP製サスペンション、オプションの2ウェイ 「クイックシフター+」、多機能TFTディスプレイ、上限が200km/hまで設定可能なクルーズコントロール。さらに、オプションの“トラックパック”では、スリップセンサーによる最適なスタートコントロールとサーキットライド専用のマッピング調整ができ、アンチウィリーモードはオフにすることも可能です。また、オプションとなる「KTM MY RIDE」によってワイヤレスでハンズフリー機能やオーディオプレーヤーを操作することが可能です。
177hpの最高出力と溢れ出るトルクにより、LC8 1,301cc Vツインエンジンはすべてのカテゴリーのモーターサイクルのベンチマークとされています。チタン製吸気バルブと新設計された燃焼室は圧縮比を高め、これまでにないスムーズさと幅広いパワーバンドをもたらしました。シリンダーヘッドに装着された新しい共鳴チェンバーは5,000回転以下の上質なフィーリングを実現しています。これらのパフォーマンスを発揮する一方で、CO2排出は約10%低減されています。シャシーに目を向ければ、WP製スプリットフォークは、左右で個別に調整が可能で、スプリングの固さを含め、よりスポーティなダンピングにセットアップできます。リアのWP製ショックも高速度域のライディングに対応するため、同様の調整が可能となっています。タイヤはMetzelerの最新モデル、Sportec M7 RRが装着されています。
また1290 SUPER DUKE Rには、最も革新的な特長ともいえる、最新のTFTダッシュボードが搭載されており、各種の計器やイルミネーションがハンドルバーのスイッチで操作可能です。この多機能TFTディスプレイは、あらゆる速度域で必要な情報を得ることができるようになっています。例えば、視覚化された各種情報は、ライダーが視線を集中することなく直感的に認識することが可能となり、さまざまな操作も同様に直感的に行えます。こうした最新の電子制御システムには、60km/hから200km/hの速度域に設定可能なクルーズコントロール機能も搭載しています。ライダーは、ポケットに入れたキートランスポンダーを使って、「KTM RACE ON」システムのスイッチを操作できるほか、「MSR(Motor Slip Regulation)」、クラッチを使わなくてもドライブトレインからの逆駆動を排除し、瞬時にギアチェンジが可能な「クイックシフター+」が装備される「パフォーマンスパック」などのオプションを追加することも可能です。
■KTM 1090 ADVENTURE
街乗りや休日のツーリング、ちょっとした遠出はモーターサイクリングの大きな楽しみです。コンパクトで軽量な1090 ADVENTUREは、このような「冒険」にうってつけのモデルです。KTM独自のフレーム、高品質のWP製サスペンションは、真のトラベルエンデューロマシンであることに疑いの余地を与えません。つまり、このモデルは極めてシンプルかつピュアなADVENTUREモデルであるということです。グラファルコーティングが施された超軽量ピストン、ツインスパークイグニッション、DLCコーティングが施されたエンジンパーツ、洗練されたスリッパークラッチの操作性、これらは1090 ADVENTUREの1,050ccエンジンが革新的な技術を満載した最新のモデルと同等であることを明確にしています。205kgの乾燥重量と125hpの出力は、いかなる状況でも目を見張るパフォーマンスを発揮します。他のモデルにも装備されているトラクションコントロールやABSシステム、KTMライドモードシステムのような電子制御技術は標準装備されています。
2台のLDCによる現代的なVDOダッシュボードとハンドルバーにマウントされたメニュースイッチにより、電子制御のライディングアシスタンスシステムは簡単かつ直感的に操作できます。ハードウェアも同様に考慮されています。大型のサイドバッグとトップケースは外側から見えない標準装備のマウント装置でしっかりと固定され、オプションの器具も必要ありません。人間工学的な見地でいえば、ハンドルバー、フットペグ、ウインドシールドは複数の位置で固定できるようになっていて、さまざまなライダーの体格に柔軟に調整できます。軽量な1090 ADVENTUREの安定感は、曲がりくねったオフロードにおいても、きわめて平静です。フロント185mm、リアの190mmのサスペンショントラベルは、凹凸のある路面にも十分に対応します。スポーティなキャストアロイホイールを奢られたMetzeler Tourance Nextは、フロント110/80 R19、リア150/70 R 17サイズで、最高のライディングプレジャーを提供しま
す。こうしたすべての装備やパフォーマンスはさることながら、1090ADVENTUREはコストパフォーマンスが高いモデルといえます。
■KTM 1290 SUPER ADVENTURE S
1190 ADVENTUREの発表から3年が経ち、スポーツバイクの真の強敵としてコーナリングABS付モデルが発表されました。KTMは、オンロードにおけるトラベルエンデューロのベンチマークとして、より力強さを増した1290SUPER ADVENTURE Sを発表しました。最新モデルは、まず外観で人々の視線を惹きつけます。特に斬新なフロントセクションは注目を浴びるでしょう。KISKAは高い機能性と技術を盛り込んだデザインが、オーストリア・ザルツブルクのアトリエから生み出されることを再び証明してくれました。新しいエアインテークとタンクスポイラーはLEDヘッドランプ・コーナリングランプを取り付ける多機能アルミフレームによって実現しました。同時に、このフレームはLEDユニットから発生する熱を走行風でクールダウンするヒートシンクの機能も果たしています。
フェアリングに融け込む新しいダッシュボードにはフルカラー6.5インチのTFTディスプレイが搭載されています。これらの新しいシステムや装置はハンドルバーに取り付けられイルミネーションスイッチにより、快適かつ直感的な操作が可能です。新しい調整機能が組み込まれたウインドシールドには映り込みを抑えるアンチグレア処理と、シールドの高さ調整時に指紋が残らないよう特別なコーティングが施され、各種操作がしやすくなっています。さらにライダーの携帯電話はUSBチャージャーを供えた防水コンパートメントに格納できるため、雨天時も安心です。1290 SUPER ADVENTURE Sは、最高出力160hpを発揮する1,301cc 75度Vツインエンジンだけでなく、クルーズコントロールや「KTM RACE ON」システムに代表される快適装備のほか「MSC」や「MTC」などの広範なシステムを共有しています。一方、フロント19インチ/リア17インチのアルミキャストホイールと、トラベル量が200mmに短縮されたリアサスペンションは、「S」モデルの低重心化に寄与し、余裕のコーナリングを実現します。
1290 SUPER ADVENTURE Sのハイライトは、WP製セミアクティブサスペンションです。このシステムには、「コンフォート」、「ストリート」、「スポーツ」、「オフロード」の各モードが設定されており、走行中でもフロントフォークとショックアブソーバーのセッティングがハンドルバーのメニュースイッチで変更可能です。同時にリアサスペンションのスプリングはあらゆる荷重に対応できるよう、電子制御による4段階のプリロード設定が可能です。こうした設定や装備は高速走行も十分に考慮されています。KTMラゲッジシステムは標準でマウントが装着され、簡単にしっかりと固定されることで走行時の安定性が向上します。オプションの「トラベルパック」には「HHC(Hill Hold Control)」、「MSR(Motor Slip Regulation))および「クイックシフター+」が含まれます。また、「KTM MY RIDE」は、ス
マートフォンの着信機能やオーディオプレーヤー機能も備えています。
■1290 SUPER ADVENTURE R
1290 SUPER ADVENTURE Rは160hpの最高出力と本格的なクロスカントリーの機動性を併せ持ち、これまで不可能と思われていた偉業を成し遂げるために開発されました。これは本格的なラリーレーサーのデザイン手法のようにも思われますが、実際、最強のトラベルエンデューロには、いかなる過酷な地形においてもマシンを制御し走破できることだけでなく、最先端の安全性と快適性、長距離ライディング用の装備も必要とされるのです。ザルツブルクに拠点を置くデザイン・エージェンシーのKISKAは長年にわたりKTMモーターサイクルのデザインを手掛けてきました。1290 SUPER ADVENTURE RはKISKA代表のゲラルト・キスカ氏にとって象徴的な作品となるだけでなく、KTMとKISKAの密接な協力関係が、先進技術とデザインコ
ンセプトの融合を機能的に発展させた証しとなるでしょう。例えば、1290 SUPER ADVENTURE Rに盛り込まれたKISKAならではの特徴的なフェイスは、KTMのエンジニアとの緊密な連携によって創り込まれています。LEDライトのアルミニウムキャリアは、同時にヒートシンクの機能も担っています。
ヘッドライト下部にはLEDコーナリングランプが組み込まれ、MSCのリーンセンサーから得られる情報により、いかなる状況でも路面を確実に照らし出します。そして“これこそが新時代のマシンだ”とライダーに一目で認識される洗練された大型TFTカラーディスプレイによるダッシュボードも装備されています。21インチのフロント及び18インチのリヤホイールは 標準装備のContinental TKC 80の他に、様々なタイヤ選択を可能にしています。また、ライダーは220mmのトラベルを持つWP製クロスカントリーサスペンションを路面状況に合わせて調整できます。フロントのWP倒立フォークと強化スプリング、PDSショックはシャシーの働きをより確実にします。
さらに、ワンピース成形のシートはより高い機動性をもたらし、先進的な3Dクッションフォームはロングライディングにおける快適性も確保しています。オレンジに塗装されたクラッシュバーとハンドガードは、同じく“R”ならではのオレンジの鋼管フレームとの組み合わせで、オフロード・パッケージに仕上げられています。スチール鋼管フレームに固定された1,301cc 75度Vツインエンジンは“THE BEAST(野獣)”の異名を持つ 1290 SUPER DUKE RのLC8エンジンをベースにしています。フォーミュラ1直系の超軽量鍛造ピストンにはきわめて丈夫なグラファルコーティングが施され、優れたレスポンスを発揮します。1290 SUPER ADVENTURE Rは2016年モデルに比べてインテークが拡大され、特に中低速域の走行がよりスムーズになりました。160hpの最高出力と僅か216kgの軽量な車重は、この新型アドベンチャーにライダーが息を呑むほどのダイナミズムをもたらしています。多くのライダーはトルク出力がより重要であると考えていますが、1290 SUPER ADVENTURE Rは、わずか2,500rpmで108Nmを発生し、この数値は同様のクロスカントリーモデルが発生させるトルクとして最も低い回転数となっています。そして1290 SUPER ADVENTURE Rは、ライディングアシスタンスシステム、快適装備にも申し分がありません。
ライディングシステムのハイライトは、BOSCH製MSCとリーンセンサー付コンバインドABSです。フロント320mmツインデスクのBrembo製ブレーキシステムとリアブレーキを連携させ、絶対的な減速性能で安全性を確保します。深いリーンアングルで旋回中でも、このシステムは最大限の減速が可能です。これを実現させたのは、コンバインドABSと共に機能する「モーターサイクルトラクションコントロール(Motorcycle Traction Control)」で、このシステムは直接エンジン出力をコントロールし、安定した姿勢に自動制御します。そして、このシステムはドライブモードにより異なる出力特性を設定することが可能です。「スポーツ」、「ストリート」、「レイン」、「オフロード」のドライブモードに加え、1290 SUPER ADVENTURE Rは「オフロードパック」を標準で装備しています。オフロードモードでは、オフロードライディングに最適化された各種のシステムが制御され、前輪はABS機能を保持し、後輪のみスライドできるようにロックさせることも可能です。トラクションコントロールは後輪がドリフトできるように空転できるように制御しています。さらに、1290 SUPER ADVENTURE Rはクルーズコントロールも標準装備しています。そして先進システム「KTM RACE ON」は、キーをライダーのポケットに入れたままイグニッションをオンにすることを可能としています。オプションの「トラベルパック」には「ヒルホールドコントロール(Hill Hold Control)」、「モータースリップレギュレーション(Motor Slip Regulation)と「クイックシフター+」が含まれます。また「KTM MY RIDE」はスマートフォンの着信機能やオーディオプレーヤー機能を備えています。
KTM 2017 年ストリートモデルは、3月23日(木)より国内正規ディーラーで販売を開始していますKTM ORANGE CARAVANは、今後、国内各地のKTM正規ディーラー店頭において順次開催予定です。
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KTM Japan株式会社
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