勝っちゃん(41歳)は、酒もタバコも博打もレジャーもやらず、趣味をバイク一本に絞った「多バイカー」です。バイクを複数台持っている人のことを、私はそのように呼んでいます。
今回は、勝っちゃんの4台のバイクのうち、ヤマハYZF-R1を紹介します。
勝っちゃんは2015年、38歳になって突如バイクに乗りたくなり、免許を取りに行ってヤマハ・ボルトCスペックを買いました。
免許を取っていきなり大型というのもすごいのですが、1年足らずで「これじゃない」と決めるところはさすがは多バイカーです。勝っちゃんは2015年暮れ、ボルトを売って、R1とドカティ・ポールスマートを同時に買ったのです。
勝っちゃんが買ったR1は2009年型の「ギョロ丸目」「センターアップマフラー」タイプです。
マフラーは最初、アクラポビッチ製を付けていましたが、音に満足できずヨシムラに換えました。
勝っちゃんのR1はリミッター付145馬力の国内仕様ですが、これを買うときバイク店内には、青外装、黒色フレームの逆輸入車、フルパワー182馬力のR1もあったそうです。あえて低馬力タイプを選んだのは、限定の赤いフレームが美しかったからです。
肝心の乗り味ですが、「到底乗りこなせる代物ではない」とのことです。しかし勝っちゃんはR1のこの毒にすっかり参ってしまいました。その後、あの名車スズキGS1200SSを買い増したのですが、「R1と比べて刺激がない」とすぐに手放してしまったのです。その経緯は次回紹介します。