【編集部コラム】右斜め上後方からの誘惑、あるいはバイクが最も魅力的に見える角度を模索する

掲載日: 2018年08月02日(木) 更新日: 2018年08月01日(水)
この記事は2018年8月2日当時の情報に基づいて制作されています。

バイクのスタイリングを撮影するとき、どの方向から撮るのが最適なのか考えあぐねることがある。いや、大いに頭を悩ませることがあると言った方がより正確かもしれない。話をハーレーに限定させていただくと、通常はキャブレターサイドが表、プライマリーサイドが裏と言われているわけだが、バイクによってはプライマリーサイドからのスタリングの方が美しく、そんなときは裏側から撮影することもある。

表裏、どちらから撮るのかも問題だが、どの角度から狙うのかということも考えなければならない。真横からか斜め前からか、それとも斜め後ろから狙うのか、さらに上からか下から撮るのかという感じで考えると選択肢は非常に多い。例えば虫歯ポーズで小顔に見せるとか、上目遣いで可愛く見せるなどという小細工は一切なし。そのバイクが最も魅力的に見える角度を模索するわけだ。

──右斜め上後方から。

これが僕のパンヘッドが最も美しく見える角度だと考えている。ティアドロップ型のフューエルタンクを起点にシートレール、オイルタンク、そしてリアフェンダーへと続く流れるようなラインが際立つこの角度からの眺め。自画自賛で大変申し訳ありませんが、美しいにもほどがある。なんだったらこのパンヘッドの名前を「右斜め上後方から」にしてもいいくらいだと思っている。

ただ「俺の右斜め上後方から」とか「右斜め上後方からの税金」とか「右斜め上後方からを左斜め下前方から撮影する」などという表現は、思いもよらぬ誤解を招きそうなのでやめておいた方が無難だろう。毎日暑いけど、バイクに乗りたいな。

ハーレー関連の記事を見る

(バイクブロス編集部 narita)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ