【カワサキ】TEAM38が「ボンネビル・スピードウィーク」にH2Rで挑戦

掲載日: 2016年06月22日(水) 更新日: 2016年06月22日(水)
この記事は2016年6月22日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 株式会社カワサキモータースジャパン

カワサキは、同社プライベートレースチーム「TEAM38」が2016年8月13日~19日にボンネビル・ソルトフラッツ・インターナショナルスピードウェイ(アメリカ・ユタ州)で行われる最高速競技「ボンネビル・スピードウィーク」にニンジャH2Rで参戦することを発表した。

カワサキ
以下リリースより
2016年6月20日

TEAM38はこの夏、世界でもっとも有名な最高速競技「ボンネビル・スピードウィーク」に挑戦します。

昨年、我々はNinja H2Rの真価をはかるべく、「ボンネビル・スピードウィーク」への参戦を計画しました。しかし、異常気象によるコース水没でレース自体が中止となり、代替レースである「モハヴェ・マイル」への参戦に方針を転換しました。「モハヴェ・マイル」では、停止状態からフル加速を行い、1マイル(約1.6km)到達地点で348.2km/hの好記録をマークしました。この時点でエンジンにはまだ余力があり、H2Rの潜在能力の高さを感じました。

今年、改めて挑戦する「ボンネビル・スピードウィーク」のコースは、全長5マイル(約8km)。「モハヴェ・マイル」よりも遥かに長い加速区間を持つ、Ninja H2Rの潜在能力をフルに発揮出来るステージです。我々Team38は、「カワサキを具現化したマシン」Ninja H2Rのポテンシャルを解放し、皆さんに結果をお届けしたいと考えています。

■ボンネビル・スピードウィーク
100年を超える歴史を持つ、世界で最も有名かつ権威のある最高速競技。会場となる広大な塩乾湖は数々の伝説が残る「スピードの聖地」で、ドラマや映画等でも度々舞台となる。単に記録だけを求めるならば、アスファルト路面に対し塩の路面は不利となるが、世界中のスピード愛好家が惹かれる「理屈ではない何か」が存在する稀有なステージ。

■日程/2016年8月13日~19日
■場所/ボンネビル・ソルトフラッツ・インターナショナルスピードウェイ
(アメリカ・ユタ州)
■主催/サザンカリフォルニア・タイミングアソシエーション
■出場クラス/1000MPS-BF(1,000cc以下、風防付き、改造可、過給可)

■Team38/
1975年に、社員有志が集い設立したプライベートレースチーム。そのチーム名は、テストライダーの所属する実験技術部が川崎重工明石工場内の第38工場を拠点としていることに由来する。Team38にとってレースとは、一般的なレースチームのように勝敗や成績を追求するためのものではない。自らが創った製品とあらためて向き合い見つめ直すことで、自らも成長することを目的としている。レース活動で得たさまざまな経験を、次なるカワサキ製品の品質向上に活かしている。

カワサキ

■マシン/Ninja H2R(ボンネビル・スピードウィーク仕様)
■エンジン/スタンダード
■シャーシ
アッパーウイング&ロアウイング 取り外し
フロントカウル フラットサーフェス化
フロントフェンダー 大型化
チェーンカバー レギュレーション対応
リアスプロケット 変更
タイヤ 変更(ダンロップGP-Aプロ)

■ライダー/山下 繁(ヤマシタ シゲル)
兵庫県出身 1970年6月3日生まれ 46歳  
身長 184cm 体重 72kg 趣味 一輪車
1989年、川崎重工実験技術部のテストライダーに就任。2年後、新たに設立されたケイテック製品評価部門へ異動。カワサキテストライダーとして27年のキャリアを誇り、鈴鹿8耐にも9度参戦している。名実共にTeam38のエースで、2015年は「モハヴェ・マイル」のライダーも務めた。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ