執筆= リンドバーグ
その昔は高級輸入バイクとして「高嶺の花」的存在だったハーレーダビッドソンですが、現在では日本のマーケットにも深く浸透して街中でも最も多く見かけるブランドのひとつとなりましたね。さて、そんなハーレーを深く知れば知るほど興味が増してくるのがクラシックモデルです。今回ご紹介するのは、ハーレーダビッドソンミュージアムに所蔵される車輌のなかから選りすぐりのモデルを掲載しているプレミアム写真集「Harley Davidson Museum Masterpieces」です。
2008年にオープンしたハーレーダビッドソンミュージアム。その所蔵車輌は450台以上とも言われ、ハーレーの歴史を知るうえでは欠かせない場所となっています。本書では、その膨大な数のコレクションのなかから51台を厳選。世界的な遺産と呼べる1903年シリアルNo.1モデルや大戦中に使用された1942年のモデルXS、そして和製ハーレー1952年型の陸王など、今となっては博物館でしかまず拝むことができない超希少モデルを美しいカラー写真でご紹介しています。また、戦前を含む旧車はもちろん、2010年FXDWGやVRSCF V-RODなど、最新モデルまでも網羅。小ぶりながら豪華な写真集に仕上がっています。深遠なるハーレーの歴史を覗いてみたいという方はぜひ!
【見どころ・読みどころ】
450台以上の希少モデルのなかから51台を厳選して掲載している本書ですが、各年最低1モデル以上を掲載しているのが良いところ。モデルごとの構成は全体写真とそのモデルを象徴する部分写真、そして簡潔ながら解説文も加えられています。写真メインのビジュアルですが、ハーレーの歴史を俯瞰するのにも最適な1冊となっています。
【DATA】
■タイトル/Harley Davidson Museum Masterpieces
■価格/2,940円(税込)
■装丁/ソフトカバー H165×W210
■ページ数/240ページ(カラー)
■言語/英語
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