ヨシムラスズキMOTULレーシングの鈴鹿8耐チーム体制が明らかに!

掲載日: 2018年07月03日(火) 更新日: 2018年07月03日(火)
この記事は2018年7月3日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年6月29日、ヨシムラジャパンは「鈴鹿8耐時間耐久ロードレース 第41回大会」へ挑む「ヨシムラスズキMOTULレーシング」のチーム体制をWebサイトで公開した。JSB1000からは津田拓也選手、渡辺一樹選手を招聘。さらにスズキでMotoGPマシンの開発を行うシルバン・ギュントーリ選手、BSB(ブリティッシュスーパーバイク選手権)からブラッドリー・レイ選手を招聘。今後のテスト結果などを踏まえてベストな3名を選出して8耐へ挑戦する。

 

以下リリースよりスタッフ、選手のコメントを抜粋。
<株式会社
ヨシムラジャパン代表取締役社長 吉村 不二雄>
第41回 鈴鹿8耐に向けて!
日本の夏の風物詩とも言われるバイクレースイベントになって久しい「鈴鹿8時間耐久ロードレース」も今年で41回目を迎えます。1976~1978年当時、欧州ではHonda RCBが「世界耐久選手権の無敵艦隊」と呼ばれておりました。そのホンダファクトリーRCBの凱旋レースとも言われていた1978年の第1回大会でヨシムラは劇的な勝利を収め、それ以降ヨシムラにとっても鈴鹿8耐は、なくてはならないレースとなりました。有難いことに、多くのファンの方がこの第1回大会の記念すべき勝利を覚えて下さっており、今も我々の戦いに声援を送って下さいます。これは世界共通ですが、ファンの方々は「小さい者が大きな者を倒す!」という大番狂わせを期待し、応援するのです。今年もどんなドラマが待ち受けているかは分かりません!

昨年は、アクシデントにより最下位から挽回して結果7位に終わりました。でも主催者からは「アンソニー・デラールEWCスピリットトロフィー」と呼ばれる賞を頂き、これも「ヨシムラの戦う」姿勢が評価されたのだと思っております。今回も常に「初心を忘れずに勝利を目指す」という姿勢をファンの皆様に見て頂きたい、それも出来れば鈴鹿8耐で・・・。皆様の応援、宜しくお願い致します!
See you all guys in Suzuka!

 

<ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム   監督 加藤 陽平>
ヨシムラスズキMOTULレーシングチームは第41回目となるFIM世界選手権鈴鹿8時間耐久ロードレースに、スズキMotoGPテストライダーであるシルバン・ギュントーリ、津田拓也の両選手、そして、非常に競争の激しいイギリス選手権スーパーバイククラスで今年既に2勝し、成長著しいブラッドリー・レイ選手、また、全日本選手権に今年からヨシムラスズキMOTULレーシングに加入し、確実にポテンシャルを見せている渡辺一樹選手の4名を招集することになりました。この4人の中から事前テストの結果や体調などを考慮した上で、ベストな3人をセレクトし、本番に挑むことになりました。

今年の8耐では3連覇のYAMAHAファクトリーに加え、HONDAファクトリーも復活参戦、そしてKAWASAKIからは世界チャンピオンの参戦と、非常に強力で豪華なライバル陣営となりました。我々ヨシムラスズキはライバルチームを倒すべく今まで以上にSUZUKIと強力なタッグを組んで、 2年目となるGSX-R1000Rレーサーの速さに磨きをかけて0.1秒、そして更に0.1秒を掴み取るテストを進めています。昨年は1周半で転倒してしまい非常に悔しい思いをSUZUKIファン、ヨシムラファンの皆さんにさせてしまいました。今年の8耐では2年分のワクワクと、喜びを応援して頂く全ての皆さんへファクトリーチームへの「挑戦」と、ライダー達の「強さ」、そして素晴らしい「チームワーク」で届ける事を誓います!

I’ve Got The Power!

41回目の8耐もヨシムラスズキMOTULレーシングチームに声援宜しくお願い致します。

 

<津田拓也選手>
この夏もヨシムラの一員として戦えることを嬉しく思います。レース自体が過酷な環境で行なわれる中、ライバルチームもどんどん速くなってきているので、年々難しくなって来ています。しかし、自分達も昨年より確実にマシンの速さを追求してきました。決勝当日スタートするまでスペックに磨きをかけて良いレースを皆さんに観ていただきたいと思っています。
ヨシムラスズキMOTULレーシングの応援よろしくお願いいたします。


ヨシムラに加入して6年目となるエースの津田拓也選手。昨年の8耐では悔しい思いをしたが、今年誰よりリベンジに燃えているのは津田選手だろう。1984年生まれの34歳。

 

<シルバン・ギュントーリ(Sylvain Guintoli)選手>
2017年に初めて鈴鹿8耐に参戦し、忘れられない経験をしました。マシンとライダーのレベルは非常に高く、テクニカルなコースと厳しい天候というコンディションは、恐らく世界で最も厳しいレースだと思います。そして我々は、ヨシムラスズキMOTULレーシングチーム全員の力で困難を乗り越え、最後尾から7位まで追い上げました。今年も、ヨシムラスズキGSX-R1000Rをこの素晴らしい鈴鹿サーキットで再び駆り、昨年の結果を塗り替えるために全力を尽くします。


現在スズキMotoGPチームのマシン開発を行うギュントーリ選手。2014年のSBK(世界スーパーバイク選手権)チャンピオンで、昨年もヨシムラスズキから鈴鹿8耐にエントリーしている。1982年生まれの36歳。Photo/Team SUZUKI

 

<ブラッドリー・レイ(Bradley Ray)選手>
ヨシムラスズキMOTULレーシングから、かの有名な鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦のために召集されて名誉と誇りを感じています。この8時間耐久レースに参戦するのは初めての経験ですが、今からとても楽しみにしています。チームメイトには過去に鈴鹿8耐に参戦したことがあり、ヨシムラのことをよく知っているライダーが選ばれているので、彼らと実際にチームを組んで戦うことを楽しみにしています。表彰台の一番上を狙い、チーム一丸となって全力を尽くします。


今年のBSB(ブリティッシュ・スーパーバイク選手権)開幕戦でいきなり2連勝し、現在ランキング2位と好調なブラッドリー・レイ選手。1997年生まれの21歳。Photo/Team SUZUKI

 

<渡辺一樹選手>
まず歴史あるヨシムラスズキMOTULレーシングのライダーとして鈴鹿8耐のメンバーの1人として名を連ねる事ができることを誇りに、そして感謝したいと思います。全日本ロードレース前半戦を戦う中でチームとしての力を直に感じている上で、鈴鹿8耐という世界的に注目を浴びるビッグレースを一緒に戦えるという楽しみな気持ちは日に日に強くなるばかりです。どれだけチームの中で自分が貢献できるのか、推し進めてみなければ見えてこない部分もありますが、チーム全員と力を合わせ優勝を勝ち取るために全力を尽くします。

ヨシムラスズキMOTULレーシング。皆さんも全力で!応援宜しくお願いします!


今年からヨシムラに加入した渡辺一樹選手はJSB1000、鈴鹿8耐、WSS(スーパースポーツ世界選手権)と様々なカテゴリでの経験を持つライダーだ。1990年生まれの27歳。

 

2018年も強力な布陣で鈴鹿8耐に挑むヨシムラスズキMOTULレーシング。5度目の鈴鹿8耐優勝へ向けて、役者は揃った!

情報元=ヨシムラジャパン
Text/RyoTsuchiyama

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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