青木宣篤選手がGSX-R1000Rで鈴鹿8耐へ。MotoMap Supplyの参戦体制発表

掲載日: 2018年07月02日(月) 更新日: 2018年07月02日(月)
この記事は2018年7月2日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年の鈴鹿8時間耐久レースに挑む「MotoMap Supply」が2018年6月29日にチーム体制を発表した。青木宣篤選手擁するMotoMap Supplyの今年のマシンはスズキ・GSX-R1000Rに決定。市販車に一番近い、SST(スーパーストック)クラスでの参加となる。


<写真>公開されたMoto Map SupplyのGSX-R1000R。改造範囲の狭いSSTクラスでの参戦ということもあり佇まいは市販車にかなり近い。タイヤはブリヂストンをチョイス。今年のゼッケンナンバーは#9だ。

 

青木選手とタッグを組むのは今野由寛選手とASBK(オーストラリアン・スーパーバイク選手権)参戦中のジョシュ・ウォーターズ(Josh Waters)選手の2人だ。MotoMap Supplyは昨年もこのメンバーで鈴鹿8耐のEWCクラスにエントリーし、総合9位を獲得している。


<写真>左から今野由寛選手、青木宣篤選手、ジョシュ・ウォーターズ選手。鈴鹿8耐での実績も確かな3人のライダーの走りには注目だ。


<写真>本番へ向けてテストを繰り返す今野選手と青木選手。2017年はEWCクラスでもトップ10に食い込んだ実力はSSTクラスでも存分に発揮されるはずだ。

 

また、2018年のMotoMap Supplyのチーム総監督には以前から青木選手と親交のある競艇のトップ選手、毒島誠(ぶすじままこと)選手が就任。カテゴリは違えど、モータースポーツという共通項を通じてロードレースファンとボートレースファンの橋渡し役を担う。
<写真>毒島誠選手/2003年5月にボートレース桐生でデビュー、同年10月に多摩川競艇場で初勝利を挙げる。2010年には「G1第24回新鋭王座決定戦」で優勝。さらに2013年と2017年にはボートレース最高峰のSGで優勝を飾る。現役選手の中でもそのコーナーリングスピードはトップクラスとの呼び声も高く、人気と実力で競艇界を牽引する存在だ。また、バイク免許も所有しており、ツーリングも趣味だとか。

毒島総監督コメント
「鈴鹿8耐参戦チームの総監督を務めさせていただくことになり、緊張と期待で今からワクワクしています。チームとしてよりよい結果を追い求めていくことはもちろん、ボートレースとロードレースというふたつのモータースポーツの架け橋になれればと思っています。応援よろしくお願いします!」

群馬県桐生市を拠点とする青木選手と毒島選手は、かねてからお互いのレースを観戦したり、一緒にトレーニングを行うなどアスリートとしてリスペクトし合う仲とのことで、今回の監督就任も青木選手が毒島選手に「ブスちゃん総監督やらない?」と声をかけ、毒島選手が「いいっスね!」と即答したことで決まったという。

ロードレースとボートレースという異色コラボで鈴鹿8耐を戦うMoto Map Supplyは、桐生競艇と鈴鹿8耐のレースウィークで「コラボレーションうちわ」の配布を予定するなど、双方のファンに向けて今までにないアプローチでモータースポーツの魅力をアピールする。レースはもちろん、コラボイベントにも注目が集まりそうだ。

 

情報元=株式会社Sサプライ
Text/RyoTsuchiyama

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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