株式会社商船三井さんふらわあは、様々な乗客を受け入るための環境整備を進めている。この一環として同社では関西九州航路フェリーの接客に従事する乗組員・陸上スタッフ計約170名を対象にユニバーサルマナー検定3級eラーニングの受講を実施した。
株式会社商船三井さんふらわあ(社長:牛奥 博俊、本社:東京都千代田区、以下「当社」)では、幅広い方々にカジュアルクルーズを楽しんでいただく取り組みの一環として、株式会社ミライロ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:垣内 俊哉、以下「ミライロ」)が運営をするユニバーサルマナー検定3級eラーニングを2024年1月より関西九州航路フェリーの接客に従事する乗組員・陸上職など全スタッフを対象に実施しました。お客様の困りごとや適切なサポートなどユニバーサルマナー向上をはかってまいります。
当社では気軽に非日常の船旅を楽しめるカジュアルクルーズの推進に取り組んでおり、幅広い方々にご満足いただけるようターミナル改修や新造船投入などハード面に加え、接客研修の実施などソフト面での対応強化を図っています。 以前より当社(関西九州航路)とミライロは「フェリーにおける障害者・高齢者対応ガイドライン」を作成し、多様な方々がより快適に船旅を楽しめる取り組みを進めてまいりました。
多様化するニーズへの対応に加え、2024年4月1日に施行される改正障害者差別解消法では、民間事業者に対する障害のある方への合理的配慮の提供が義務化されます。このような背景から接客に従事する全スタッフ対象にユニバーサルマナー検定の受講を推進することにしました。
■受講時期/2024年1月~2月
■実施対象者/関西九州航路フェリーの接客に従事する乗組員・陸上スタッフ 計約170名
■当社とミライロとの連携実績/フェリーにおける障害者・高齢者対応ガイドラインの作成
■今後の予定
・ユニバーサルマナー検定の受講を完了したスタッフは随時、受講完了を示すバッジを装着し、引き続きお客様一人一人に向き合う対応に努めます。
・ユニバーサルマナー検定習得後も定期的かつ継続的に研修プログラムの受講(合理的配慮の提供、非常時の訓練など)を推進し、全てのお客様に安心してご利用いただける環境整備を進めます。
ミライロが主催するユニバーサルマナーの実践に必要な「マインド」と「アクション」を体系的に学び、身につけるための検定。同検定3級は、高齢者や障害者への基本的な向き合い方やお声がけ方法を学びます。また、同検定2級は、車いすの操作方法や視覚障害者の誘導方法など、実践的なサポート方法と、より詳しい知識を学び、多様な方々への適切なサポートが出来る人を目指すカリキュラムです。
株式会社商船三井さんふらわあ(2024年3月19日発行)