ヤマハ発動機は、2024年シーズンから「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」を新設する旨発表した。これは2023年にタイで開催されていた「Yamaha R3 bLU cRU Thailand Cup」を発展させ、アジア・大洋州地域の国々のヤングライダーに対象を拡大して開催するものとなる。同シリーズでチャンピオンを獲得したライダーには翌シーズンから2年間の「Yamaha R3 bLU cRU FIM World Cup」(スーパーバイク世界選手権併催)への参戦支援が行われるなど、世界に通用するライダーを輩出するねらいがある。
世界に羽ばたくアジア・大洋州のヤングライダーのチャレンジを支援
ヤマハ発動機株式会社は、グループ企業であるタイ・ヤマハ・モーターの協力により、アジア・大洋州地域における才能あるヤングライダーの発掘と支援を目的に、2024年シーズンから「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」を新設します。
「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」は、2023年にタイで開催されていた「Yamaha R3 bLU cRU Thailand Cup」から発展させ、今後はタイ国内の開催に留まらず、アジア・大洋州地域の国々に拡大させていきます。
本取り組みは、将来ワールドステージで活躍できるヤングライダーの発掘と支援を目的とし、その実現のため、参戦者の費用負担を抑えた魅力的なレンタルパッケージと強力で明確なステップアップ・プログラムを提供します。
まず、本シリーズでチャンピオンを獲得したライダーにはスカラシップ制度として翌シーズンから2年間の「Yamaha R3 bLU cRU FIM World Cup」(スーパーバイク世界選手権併催)への参戦支援を行います。これは、世界中のライバルたちと、早い段階からよりハイレベルな戦いを経験することで、世界に通用するライダーをこのプログラムから輩出することを狙います。
さらに、「Yamaha R3 bLU cRU FIM World Cup」でシリーズチャンピオンを獲得すると、翌年の「FIM Supersport 300 World Championship」(スーパーバイク世界選手権併催)に参戦できるスカラシップ制度が設けられており、世界の大舞台で活躍するための段階的なステップアップ・プログラムが確立されています。
また、当社は「Yamaha R3 bLU cRU Asia-Pacific Championship」を、各国のローカルヒーロー創出の場としても位置付けており、多くの国々からたくさんの若者が参加することを期待しています。
■レースカレンダー(暫定)
・4月2日 プレシーズンプラクティス(タイ)
・4月26~28日 Rd.1 (タイ:Chang International Circuit)
・5月17~19日 Rd.2 (タイ:Bira Circuit)
・6月5~7日 Rd.3 (タイ:Thailand Circuit)
・8月 Rd.4 (未定)
・9月13~15日 Rd.5 (タイ:Chang International Circuit)
・10月 Rd.6 (未定)
■参加資格/12歳~18歳(開幕戦の時点で12歳であること)
※国際レースに出場経験がある方は対象外となります。
■募集人数/20名
■対象国/タイ、マレーシア、インドネシア、カンボジア、シンガポール、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、中国、台湾、インド、韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランド
■参加費/USD10,000
<参加費に含まれるもの>
・レーシングスーツ、グローブ、ブーツ、胸/背中プロテクター(シーズン終了後贈呈)
・マシン貸与(YZF-R3レース仕様、メカニックサービス・タイヤ・燃料費を含む)
・アドバイザーによるライディング指導
・パドックパス
・昼食(ライダーのみ)
・ユニフォーム(ポロシャツ・Tシャツ)
<参加者に準備して頂くもの>
・FIM NMFP(National Meeting with Foreign Participants)ライセンス
・スタートパーミッション
・ライダー保険
・保護者1名
・ヘルメット(別途定めるR3 bLU cRU Asia-Pacificレギュレーションに基づく)
・移動費・宿泊費
※上記内容は予告なく変更となる場合があります。
※募集要項を含め詳細な情報は、2024年1月以降に順次当社ホームページにて発表予定です。
ヤマハ発動機株式会社(2023年12月28日発行)