トライアンフがグローバル研究開発施設(英国・ヒンクリー)内にサスティナブル燃料の開発テストチームを設置した。この研究はロードレース世界選手権を統括するドルナスポーツ社との提携に基づいており、Moto2クラスで使用する燃料を2024年までに40%非化石由来の持続可能な燃料へ移行、さらに2027年までに100%非化石由来の燃料に変更することを目標としている。
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(代表取締役社長:大貫陽介、東京都港区)は、モーターサイクルの未来に向けた取り組みとして、英国ヒンクリーにあるグローバル研究開発施設内に、新たにサスティナブル燃料の開発テストチームを設置しましたことをお伝えいたします。
本プロジェクトはドルナとの提携に基づき、2024年までにMoto2TM世界選手権のE40(40%非化石由来の持続可能な燃料)への移行を実現し、最終的には2027年までにE100(100%非化石由来の持続可能な燃料)への移行を目指したものです。
Moto2TM唯一のエンジンサプライヤーであるトライアンフだからこそ、新しい燃料規格には、競争力があるだけではなく、ライダーが求める三気筒のパワーやトルク、記録を打ち破る性能が求められます。そのため高性能なサスティナブル燃料の開発はレース用エンジンのあらゆる要素を考慮して行う必要があります。
トライアンフのTE-1プロトタイプで実証された電動バイクの技術開発や、欧州と世界の現行法規を上回る脱炭素、その他の排出物削減努力と同じように、ライダーとファンが末永くバイクを楽しめるよう、トライアンフは責任をもってこの燃料開発を進めて行くつもりです。
「最終的にはレースから得た知見をすべてのロードバイクに反映させ、パフォーマンスだけでなく環境への影響も、より良いものにすることが私たちの目標です。モーターサイクルの歴史上極めて重要な時期に、このような開発に携わることができて、トライアンフの社員一同、とても喜んでいます。」
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(2022年12月20日発行)