コロナ禍でバイクの需要が増えているが、あなたのバイクは任意保険に加入しているだろうか。実はすべてのバイクに義務付けられている自賠責保険でカバーできる範囲というのはかなり限定的となっており、事故を起こした際には高額な自己負担を負う可能性が高い。
こくみん共済が提供する「マイカー共済」は、そんな自賠責保険の弱点をカバーするだけでなく、搭乗者傷害などがひとまとめになったバイクや原付自転車用プランが用意されている。
自賠責共済(保険)ではカバーできない備えをひとまとめに/こくみん共済 coop の「マイカー共済」バイク・原付の補償
新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、密を避けながら移動できる手段として「二輪車」需要が高まっているのをご存知でしょうか。通勤手段を公共交通機関からバイク・原付に変えたいという人や、ツーリングなど屋外でレジャーを楽しみたいという人が増えていることが背景にあります。また、コロナの影響だけでなく、2018年7月の原付第二種免許に関する道交法改正により、最短2日で125㏄免許の取得が可能になったことも背景にあります。
しかし、一方では、バイクの任意保険の加入率が低いという現状があり、不測の事態によるトラブルの増加が懸念されています。そこで、二輪車運転時のもしもに備えるこくみん共済 coop のバイク・原付の補償をご紹介します。
損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」によると、バイクの任意保険の加入率は対人賠償44.8%、対物賠償45.7%と低く、80%を超える普及率である自家用乗用車に対してかなり低い加入率となります。
その一方で、日本自動車工業会「2021年度二輪市場動向調査」によると、二輪車周辺の期待として商品・サービスに対する整備・改善期待は「整備・部品費用の低価格化」の47%が最も高く、次いで「任意保険サービスの拡充」の34%と続くことから、任意保障に対するドライバーの関心は高いと考えられます。
すべてのバイクに加入が義務付けられている自賠責共済(保険)は、被害者である相手の「人的損害」だけが対象で、事故の相手の車の損害や休業補償などは、自賠責では補償されません。また、「人的損害」についても、支払限度額が、傷害120万円、死亡3,000万円、後遺障害4,000万円と低めに設定されていますので、現代の高額賠償判決を考えると、自賠責共済(保険)だけでは十分とは言えないでしょう。
つまり、自賠責共済(保険)で足りない相手の方への賠償は自分で負担することになるほか、他人の物を壊してしまった時の賠償や自分のケガや同乗者の万一の時も全額自分で負担することになります。任意保障に加入することで、自賠責共済(保険)では足りない保障をカバーすることができるのです。
【任意保障によってカバーできる補償/契約内容により異なります】
・他人に対する賠償(自賠責共済(保険)の不足分を補います)…対人賠償
・他人の物に対する賠償…対物賠償
・ご自身および同乗者に対する補償…人身傷害など
二輪は2本のタイヤで走行しているため、わずかなことでバランスを崩しやすく、車体の中でシートベルトを締めて守られる四輪と比較すると、事故の際の衝撃はとても大きなものになります。二輪における事故1件あたりの共済金支払額(人身傷害)を見ても、四輪に比べて高いことが明らかです。
当会のマイカー共済では、自賠責共済(保険)ではカバーできない備えをひとまとめにした、バイクや原付自転車の方向けのプランをご用意しております。
【マイカー共済 補償内容/バイク・原付自転車】
【バイクの補償にも「他車運転危険補償」付き!】
他車運転資格者* が臨時に「他人のバイク」を借りて運転中に事故を起こしたとき、被共済者からのお申し出があり当会が認めた場合にはマイカー共済から優先して支払います。借りたバイクにセットされている共済(保険)契約の有無にかかわらずお支払いしますので、貸主に迷惑をかけません(一定の制限あり)。
※二輪自動車契約は他車も二輪自動車でのみ、原付自転車契約は他車も原付自転車でのみ適用となります。
※他車運転資格者とは、主たる被共済者とその配偶者、それぞれの同居の親族、別居の未婚(婚姻歴がないことを指す)の子を指します。
マイカー共済で四輪自動車をご契約いただいている方については、総排気量125cc以下または定格出力が1kW以下の原付自転車を対象とし、事故を補償する「マイバイク特約」を付帯することができます。保障をまとめておけば更新手続きも簡素化できて便利でおすすめです。
詳細はこくみん共済 coop 公式サイトにてご確認いただけます
・URL/https://bit.ly/3JnmGWt
また、原付(~125cc以下)や125cc超~250cc以下のバイクは車検がないため、満期を迎える前にご自身で自賠責共済(保険)を契約する必要があります。うっかり継続の手続を忘れてしまい、自賠責共済(保険)に加入せずに運行した場合には、法律により罰せられますので確認を怠りなく!
自賠責共済(保険)標章(ステッカー)を表示しない場合や、自賠責共済(保険)の証明書を所持せず運行した場合でも30万円以下の罰金の処罰の対象となります。自賠責共済(保険)の満期年月は、バイクのナンバープレートに貼ってある標章(ステッカー)で確認できます。貼っていなければ、そのバイクは自賠責共済(保険)に加入していないバイクです。なお、ご継続手続は満期日の1ヶ月前から行うことができます。
自賠責共済(保険)の掛金は、法律で定められている保障なので、いずれの会社からご契約いただいても掛金は同じです。契約するバイクの排気量、契約期間により支払う掛金が変わってきます。契約期間は1年から5年まで選べ、長期契約とするほど、一年にかかる掛金が割安になります。当会でも自賠責共済を扱っています。マイカー共済と合わせてのご加入をおすすめします。
■自賠責共済
・URL/https://bit.ly/3S4ttId
当会においては、二輪車の任意保障の加入率が低い現状を社会課題として捉えております。いざという時にきちんと補償がされるよう、無補償者を無くすための普及啓発の取り組みを引き続き、進めてまいります。
こくみん共済 coop(2022年7月27日発行)