2021年3月12日(金)~14日(日)まで、旅客船「さんふらわあ」の船上で開催されたコンテスト「まんがハッカソン」の優秀作品が発表された。
このイベントは大阪・別府の往復航路、約40時間でコンテストのテーマに沿ったマンガやイラストを作り上げるというものとなる。今回、最優秀賞に輝いたのは家田明歩さんの「鬼」、優秀賞は鳩野マメさんの「さんふらわあ湯快4コマ集」および、原裕伸さんの「大分へ行こう」となった。
なお、受賞作品およびエントリー作品についてはラジオ関西のホームページで読むことができるのでこちらもチェックしてみよう。
株式会社フェリーさんふらわあ(代表取締役社長 赤坂光次郎)は、3月12日(金)から3月14日(日)まで大阪―別府間のフェリーさんふらわあの船上で、未来のクリエイターを応援するイベントとして「まんがハッカソン」を開催しました。
大阪から別府をフェリーで往復する0泊3日、およそ40時間(現地滞在12時間を含む)の弾丸旅を制限時間として、まんが・イラスト作品を作り上げていただきました。
多数の事前応募から選ばれた11名が参加して、与えられた3つのお題「フェリーさんふらわあ」「大分」「船旅」を盛り込んだ作品を各々制作。3月27日(土)、優秀作品が発表されましたので、ここにその作品を紹介します。
・最優秀賞/「鬼」家田明歩(※写真中央)
・優秀賞/「さんふらわあ湯快4コマ集」鳩野マメ(※写真左)
・優秀賞/「大分へ行こう」原裕伸(※写真右)
■日時/2021年3月12日(金)17:00頃~14日(日)8:00頃
■場所/さんふらわあこばると船内・大分県内
■参加資格/18歳以上で、まんが家やイラストレーターなどクリエイターを目指す方。
■表彰
・最優秀作品(1点)/賞金10万円
・優秀作品(2点)/賞金3万円
・副賞/大分県特産品
■運営/株式会社ラジオ関西
■協力/大分県
【作品について】
「(出港直前に)大分県の動画を見ながら鬼を使おう!と思いついた。全てのテーマをこなすことを意識せず、作品が自分のまんがらしくなるように気を付けて作りました。」
【感想】
「別府に行けて、漫画も描くことができた。本当に応募してよかったです。」
作品は下記サイトてご覧いただけます。
・URL/https://jocr.jp/event/manga-hackathon/
【作品について】
「船に乗った時のお風呂の湯船に揺れる感覚が新しい体験だったのでそれを形にした。」
【感想】
「とてもうれしいです。自分の作品が楯にしていただけたのにドキドキしてます。船旅も楽しかったし大分も楽しかった。その思い出が形になってうれしい。」
作品は下記サイトてご覧いただけます。
・URL/https://jocr.jp/event/manga-hackathon/
【作品について】
「絵を見た人たちのことを考えた。さんふらわあの波うちに大分の絵を入れた。お題が「船旅」だったので船乗りのキャラクターを描き、靴は大分の祇園祭、ベルトにはひょうたん祭りなどをあしらって、大分の人たちにとっても楽しめるものを制作しました。」
【感想】
「ビックリしました。2日間絵と向き合うしかなく、本気でやるしかない、さぼる時間もない!という企画だったのでその答えとして賞をもらえてうれしい。(船上と同じように)真剣にこれからも絵と向き合っていきたい。」
【審査委員長・神戸芸術工科大学 まんが表現学科 准教授 夢野れい氏】
全体的にレベルが高くて、とても驚きました。作品からは普段より絵が大好きで、毎日描いていることが伝わりました。
たった2泊の作業期間と、慣れない場所での作画は本当に大変だったと思います。個々の作品は「フェリーさんふらわあ」「船旅」「大分」のテーマを盛り込みながら、どれもクオリティーが高く、とても楽しく拝見させていただきました。
みんなちゃんと睡眠時間を取ったのか心配になりました。絵が上手いだけじゃなく、描くのが早い人が集まったのでしょうか。この短期間で作品を完成させた事は、きっと大きな自信につながったと思います。
受賞作品の選出はかなり頭を悩ませました。まんがやイラストは絵の上手さが大切ですが、それ以外の要素「ストーリー」「演出」「アイデア」なども重要です。受賞作はフェリーさんふらわあ・大分県企画振興部交通政策課の皆様の感想を受け取り、総合的に判断させていただきました。
受賞された皆さま、おめでとうございます! これを機会にさまざまな場所での活躍を期待しています。残念ながら受賞を逃した皆さま、選考結果は本当に僅差でした。十分な実力はあると思うので、これからもたくさん作品を描いてください。プロを目指している人、趣味として楽しく描いている人とさまざまだと思いますが、これからも楽しく絵を描き続けてください。
【審査員・大分県企画振興部交通政策課 課長 遠藤健人様】
参加者の皆さまにおかれましては、オリジナリティ溢れる素敵な作品を通して、おんせん県おおいたの魅力を様々な角度から発信いただき、本当にありがとうございました。今後もネタの発掘や癒やしを求めて、是非、大分にお越しください。
【審査員・フェリーさんふらわあ 常務取締役 坪井伸夫】
どの作品も、船旅や大分の魅力を様々な切り口からうまく表現しており、とても素晴らしい出来で、感心するばかりでした。皆様の貴重な作品は今後、ラジオ CM でのオンエアや、船内での展示など、当社と大分県の魅力発信のために活用させていただく予定です。ありがとうございました。
その他、惜しくも入賞を逃したエントリー作品は、ラジオ関西のホームページにて公開しています。・URL/https://jocr.jp/event/manga-hackathon/
※本イベントは、感染症拡大防止策を徹底したうえでとり行われました。
※当社では、今後も新型コロナウイルス感染拡大防止に留意した上で、各種イベントを実施してまいります。
株式会社フェリーさんふらわあ(2021年3月31日発行)