フェリー「さんふらわあ」船内の空気清浄度を医療レベルに保つ取り組みを実施

掲載日: 2020年08月04日(火) 更新日: 2020年08月04日(火)
カテゴリー: トピックス  タグ:  
この記事は2020年8月4日当時の情報に基づいて制作されています。

フェリー「さんふらわあ」船内の空気清浄度を医療レベルに保つ取り組みを実施 メイン

九州・大阪間のツーリングで利用するライダーも多いフェリー「さんふらわあ」。これを運行する株式会社フェリーさんふらわあは、新型コロナウィルス感染予防対策にあたり、日本旅客船協会のガイドラインを遵守すると共に、独自の「さんふらわあ基準」を設けている。

さらに同社ではこれに加え、船内の空気清浄度を医療レベルに保つ取り組みとして、2020年9月上旬以降にエアコンにダイキン社製の抗菌・抗ウイルスフィルターを装着するほか、パブリックスペースに高性能 HEPA フィルター付き業務用空気清浄機を順次導入するとのことだ。

船内空気清浄度の向上を目指します

株式会社フェリーさんふらわあ(代表取締役社長 赤坂光次郎)は、一般社団法人日本旅客船協会が定める新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを遵守することに加え、独自の「さんふらわあ基準」を設けて、新型コロナウイルス感染予防対策に努めています。

さらにこのたび、ダイキンMRエンジニアリング株式会社販売の抗菌・抗ウイルスフィルターならびに業務用空気清浄機等を当社船全船に導入することにより、船内を医療機関レベルの空気清浄度に保つ取り組みを実施し、よりお客様に安心・安全な船旅を提供できるよう努めてまいります。

■対象船/当社全船
・大阪/別府航路/さんふらわああいぼり・こばると
・神戸/大分航路/さんふらわあごーるど・ぱーる
・大阪/志布志航路/さんふらわあさつま・きりしま

内容

(1)エアコンへの抗菌・抗ウイルスフィルターの取り付け(9月上旬以降順次導入)

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各船室ならびにパブリックスペース・セントラルエアコンに設置しているエアコンフィルターを、ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン社)製の抗菌・抗ウイルスフィルターに取り替えます。当フィルターは、フィルター表面に付着した特定のウイルスを2時間で99.995%低減化させる効果があり、室内の空気を清浄に保ちます。

(2)高性能HEPAフィルター付き業務用空気清浄機の設置(9月中旬以降順次導入)
プロムナード・レストラン・大浴場等のパブリックスペースに、高性能フィルターを
装備した業務用循環式空気清浄機を設置します。1分間あたり最大15m3の空気を循環させる能力のある空気清浄機に、粒径0.3μmの粒子を99.97%以上捕集できる能力のある HEPA フィルターを取り付けることにより、室内の空気を清浄に保ちます。

(3)「パワフル光クリエール」の設置(8月3日以降順次導入)
各船ツーリスト(相部屋)ではすでに定員を削減し、隣席と一定間隔を開けた配席を行っています。さらに一部の客室では、ダイキン社製のカビ・細菌・ウイルス等を5層構造でパワフルに分解する業務用空気清浄機「パワフル光クリエール」(※)を設置し、1分間あたり最大12m3の空気を循環させることにより、室内の空気を清浄に保ちます。

(※)パワフル光クリエール/ダイキン社独自のストリーマ技術を採用した空気清浄機。同社は「ストリーマ技術」が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を確認できたと7月16日に発表しています。

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客室では現在、一部を除き1時間1人あたり15m3の新鮮空気を取り込めるよう換気をしています。(1)~(3)の整備ならびに人数制限により、1時間1人あたり30m3の新鮮空気を取り込むのと同等の空気清浄度(日本医療福祉設備協会 病院設備設計ガイドライン 清浄度クラスIV 一般病室・新生児室・人工透析室・診療室・待合室レベル)を目指します。また、パブリックスペースにおいても、同等の空気清浄度を目指します。

また、(1)~(3)の整備を行った客室やパブリックスペースには順次、ステッカーを掲出します。

徹底した船内清掃・消毒

当社船の清掃業者はユニゾン社(※)による除菌研修を修了しており、手に触れやすい箇所の消毒を徹底する、ウイルスを広めないように一方向に拭き上げるなど、お客様に安心していただけるよう清掃・消毒を実施しています (一部は映像による受講)。

(※)「株式会社UNISons」/公的3機関(アメリカ疾病センター、世界保健機構、厚生労働省)の認定した新型コロナウイルス対処方法を軸にダイヤモンドプリンセス号の除菌消毒作業を実施した実績があり、新型コロナウイルスに対する最高レベルの除菌消毒作業を提供しています。

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(左から)ユニゾン社による実習/研修終了後の清掃・消毒風景

■船内の換気

船内各所の空気は、従来より一定の時間内に外気と入れ替わるよう換気をしています。

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■ツーリスト(相部屋)の配席

ツーリストでは、可能な限りお客様同士の間が空くように配席しています。大阪/別府航路・神戸/大分航路では間が3区画(約2m)離れるよう、大阪/志布志航路では1区画(個別カーテンあり)空けるよう配席しています。

■その他
乗船いただくお客様への検温ならびに健康確認チェックシートへの記入依頼、船内レストランの営業方式の変更、エレベーターや大浴場の人数規制、船内パブリックスペースの一部閉鎖や、港やシャトルバスでのソーシャルディスタンス確保の取組等、その他の対策につきましては当社公式ホームページでご案内しています。

さらに今後、各港への抗菌効果のある空気清浄機の設置等を予定しています。ご乗船のお客様におかれましても、こまめな手指の消毒に加え、パブリックスペースにおいてはマスクの着用や、控えめな声での会話、利用時間の短縮、ソーシャルディスタンスの確保等、感染拡大防止にご協力をお願いしています。

リリース

株式会社フェリーさんふらわあ(2020年8月3日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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