バイク王が2020年3月~5月までの期間に実施したバイクのリセールプライス調査においてヤマハの「SR400」が1位になったと発表した。これについて同社では、現在市場にコンディションの良い車両が多く流通していることに起因すると分析している。
また、今回のランキングではホンダのクロスオーバースクーター「ADV150」が初登場で5位にランクインしたほか、トップ10の中に中型車両が4台ランクインしている事から、車重が軽く維持費の安い車両の需要が増加しているものと同社では推測しているようだ。
対象期間 2020年3月~2020年5月
バイクライフを楽しく、豊かにする情報を広く社会に発信することを目的に活動を行う 「Bike Life Lab supported by バイク王」 (所在地: 東京都港区、運営: 株式会社バイク王&カンパニー)は、2020年3月~2020年5月の期間を対象に、「再び売却した際、高値の付くバイク」=「リセール・プライスの高いバイク」上位10車種を発表します。
「リセール・プライスの高いバイク」は、需要の高いバイク、つまり「人気のあるバイク」と言い換えることもできます。33回目となる今回は「ヤマハ SR400」が首位に輝きました。
・「ヤマハ・SR400」が首位に返り咲き!
・ホンダ・ADV150 が初登場5位!
・中型車両が初の4台ランクイン!
33回目となる「リセール・プライス」ランキングは、「ヤマハ・SR400」が2位に7.9pt差を付け首位に輝きました。
ヤマハ・SR400 は、1978年に発売され、40年以上の歴史を持つロングセラーモデルです。「二輪車平成28年排出ガス規制」により2017年をもって一旦は生産終了となりましたが、2018年11月に復活を果たしました。現在でも多くのライダーに支持されていることに加え、市場に流通する個体は状態の良いものが多く、オークション落札価格も上昇したためと考えられます。
また、今回のランキングでは、ホンダ・ADV150が初めてランクインしました。2020年2月に販売開始された149cc単気筒エンジンを搭載した新型軽二輪スクーターです。スクーターの魅力である快適性や利便性、機動力に加え、個性的で力強い外観と優れた走破性により、通勤や通学から趣味や非日常も楽しめる新しい軽二輪スクーターになります。発売から約半年となり、中古車市場へ流通し始めたばかりであることが高値傾向であると推察されます。
今回のランキングでは、トップ10のうち 中型車両が初の4台ランクインと なり、普通自動二輪免許で乗ることができる車種が好調な結果となりました。この結果は、大型バイクと比べての車重の軽さや維持費の低さからエントリー層でも扱いやすいミドルクラスのバイクの需要が増えている為と分析しています。
今後、梅雨から盛夏へと季節が移り変わる中、引き続き「リセール・プライス」ランキングにご注目ください。
■「リセール・プライス」とは
バイクを再び売却(=リセール)するときの価格(=プライス)を指します。2020年7月現在、新車で購入が可能なバイクを対象とし、オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基に「リセール・プライス」をポイント化。ポイント数が高いほど、「リセール・ プライス」が高いと想定できます。本指標は、200万台以上の累計取扱台数を誇る 「バイク王」のデータを基に、Bike Life Lab が独自に集計したものであり、バイクユーザーが新車あるいは中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としています。
■算定基準
・国内主要 4 メ ーカーが、国内で販売しているバイク(2020 年 7 月現在・逆輸入車を除く )。
・新車販売価格は 2020 年 7 月現在の価格を基準。カラー等により 価格が複数ある場合は、最安値を基準に算定。
・モデルチェンジが実施された場合は、最新モデルのみを対象とする。
・期間内に、Bike Life Lab 独自の規定台数に達する 流通があるバイク を対象とする。
※Bike Life Lab 調べ
SR400 の試乗インプレッション記事はこちら>>
SR400 のカタログページはこちら>>
ADV150 のカタログページはこちら>>
その他バイク王に関する記事はこちら>>
Bike Life Lab supported by バイク王(2020年7月1日発行)