販売店向けバイクオークションを運営している株式会社オークネットが2019年11月度の排気量別成約ランキングを発表した。
報告によると、250ccクラスはフォルツァZが18台で1位になったものの、ビッグスクーターは低価格帯で取引されている車両が多い模様。400ccクラスはCB400SFが47台で1位だが、年式の幅が広いため車両の内容によって相場が決まる傾向となっている。401cc以上のクラス1位はハーレーのスポーツスター883/1200で52台。現在このクラスでは高年式のスーパースポーツが高値で安定して取引されているが、低年式でコンディションの良いリッターバイクの人気も高まっているようだ。
情報流通支援サービスの株式会社オークネット(本社:東京都港区/社長:藤崎清孝)は、2019年11月度のオークネットバイクオークションにおける成約台数を集計し、排気量別ランキングベスト5をまとめました。
当ランキングは、全国約4,500店のバイク販売店が、オークネット バイクオークションを利用し、ご成約頂いた車両について、排気量別に分けて集計したものです。
このクラスのスクーターが新車マーケットで最も元気が良いモデルになっているため、中古車人気も高年式車を中心に続いています。代表格のPCX(ホンダ)は、玉数が多くなっていますが、10万円を切るケースは少なく、上は20万円前後までで安定しています。しばらくはライバル不在の状態が続く見通しです。
人気を125ccに奪われたビッグスクーターは、相変わらずの玉数を誇りますが内容は様々です。圧倒的に低価格帯が多く、5万円以下の玉数も非常に多いです。20万円台の玉数は少なく、10万円台の玉数は走行も2万Km前後までとなり、ある程度の人気をキープしています。スポーツ系ではYZF-R25(ホンダ)の玉数が増加しています。まだ30万円台が多く、年明けから20万円台後半も増えてきそうです。
バラエティに富んだモデルがひしめき合うクラスだけに、程度や走行距離も幅広く相場は安定しています。CB400SF(ホンダ)でも平成一桁年式から平成30年まで非常に幅広く、内容によって相場が決まるケースが増えています。全体としては平成20年代の玉数が多い傾向ですが、ロングセラー車が多いために、今後とも内容重視の相場形成が強まりそうです。
スーパースポーツクラスは、高年式車を中心に高値安定が続いています。100万円超えのケースも珍しくありません。新車が予約販売になっているため、市場に出回る台数が限定されていることが影響しているようです。新しい動きとしては、低年式の1リッター車を綺麗にして乗る人気が出始めているようです。まだ、相場には反映されていませんが今後期待が高まります。
今後もオークネットでは、モーターサイクル市場での成約ランキングのほか、様々な注目度の高い情報を発信して参ります。
株式会社オークネット 総合企画室
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リリース = 株式会社オークネット(2019年12月10日発行)