2018年11月6日〜11日までイタリア・ミラノで開催されたEICMA2018(ミラノショー)。数多くのバイク&用品ブランドが出展するなか、イタリアの老舗スクーターブランド「Lambretta(ランブレッタ)」もブースを出展していた。往年の名モデルを彷彿とさせるヘリテイジスクーターを展開する同社は、V50からV125まで様々なバリエーションを展示して注目を集めていた。ここからはブースの模様をダイジェストでお届けしよう。
ビンテージランブレッタのデザインを引き継いで現在販売されているVシリーズ。こちらは49.5ccの空冷4サイクルエンジンを搭載するV50 Specialのオプション装着車。
124.7ccの空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載するV125シリーズ。このV125 Special Pirelli Editionはスペシャルカラーをブラック×ガンメタの専用ツートンカラーを採用したモデル。日本ではV200 SpecialベースのPirelli Editionが国内限定10台で発売されたばかり。
現行ランブレッタでは最高峰モデルとなるV200 Special。169ccの空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載する。
ツートンカラーが鮮やかなV50 Special。前後に取り付けられたキャリアはクロームメッキも美しい仕上がり。現在国内未導入だが、販売されれば売れ筋になりそうなモデルだ。
こちらのビンテージマシンは、リミニ・ランブレッタ・センター(Rimini Lambretta Centre : RLC)のデモ車。心臓部には47.7馬力、最高速度160km/hオーバーのスペックを誇るCasa Performance製のコンプリートエンジンを搭載している。古くからスクーターレースが盛んなイタリアでは、こうしたチューニングパーツブランドが数多く存在し、ミラノショーでもブースを出展していたりする。
ファッショナブルなスクーターライフを提案するランブレッタは、ヘルメットやウエアなど純正エクイップメントも充実している。
今回目玉展示だったV125 Specialをベースにスポーティにカスタムしたコンプリートモデル。手がけたのはリミニ・ランブレッタ・センターだ。
Casa performance製のサスペンションやマフラー、カーボンパーツなど足周りや駆動系を中心に手が入ったスペシャルな1台。欧州ではコンプリート販売もされているようだ。
現行ラインナップからカスタムモデルまで幅広い展示が見どころだったランブレッタブース。今後の日本国内での展開にも注目しておきたい。
Text&Photo/RyoTsuchiyama
取材協力/Lambretta, ITA(Italian Trade Agency)