【ホンダ】インドにおける二輪車の年間総生産能力が640万台に

掲載日: 2017年08月03日(木) 更新日: 2017年08月03日(木)
この記事は2017年8月3日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 本田技研工業株式会社

ホンダは同社のインドでの生産・販売において、二輪車第三工場の生産能力を拡大し、インドにおける二輪車の年間総生産能力が640万台になり、同社において世界最大規模の二輪完成車組立工場になったと発表した。このインドの第三工場では、水の年間使用量全てを雨水収穫システムでまかなうなど先進の環境技術を導入しているほか、溶接、塗装、部品搬送工程でのロボット導入増で、安全性や生産性の向上はもとより作業者の負荷の軽減にも成功している。

これを受け、第四ライン増設とそれによる生産能力拡大記念式典が同工場にて開催された。

インドの二輪車第三工場、生産能力拡大記念式典を開催

Hondaのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI)は、本日、第三工場であるカルナタカ州ナルサプーラにある二輪車工場において、第四ライン増設とそれによる生産能力拡大記念式典を行いました。式典には、アジア・大洋州本部長の青山真二(あおやま しんじ)やHMSI社長の加藤稔(かとうみのる)らが参列しました。

HMSIの第三工場は、2013年6月に180万台で稼働を開始。今回の第四ライン増設により生産能力は60万台拡大され、240万台となりました。これにより、Hondaのインドにおける二輪車の年間総生産能力は640万台へと拡大し、Hondaの世界最大の二輪完成車組立工場となります。なお、第四ラインの増設により、第三工場への累計投資額は、260億ルピー、同工場の従業員数は約7,000名となりました。

第三工場は、「喜びを次世代へ」のコンセプトに基づいたグリーンファクトリーとして、水の年間使用量全てを雨水収穫システムによりまかなうなど、先進の環境技術を導入しています。また、増設した第四ラインでは、塗装工程において従来は手動で制御していたエアの供給量を自動に制御する塗装ブース自動エアバランシングシステムを、Hondaの二輪車の生産工程で初めて採用しました。さらに、溶接、塗装、部品搬送工程に、新たに14台のロボットを導入し、手動から自動化することで、安全性や生産性の向上はもとより、作業者の負荷を軽減しています。

HMSIは、今後もスクーターを中心に拡大が見込まれるインドの二輪車市場において、質の高い魅力的な商品をお客様へ提供して参ります。

■Honda執行役員 アジア・大洋州本部長 青山真二のコメント
「世界120ヵ国におよぶHondaの二輪事業の中で、インドの2016年度二輪車販売台数は、最大を記録し、Hondaの二輪事業に大きく貢献しています。成長するインドの二輪市場は、Hondaにとって最重要市場であり、今後も引き続きお客様の多様なニーズに応えていくために、第三工場であるナルサプーラ工場に第四ラインを増設しました。これにより、ナルサプーラ工場はHondaの世界最大の二輪車工場となり、HMSIはHondaの世界最大の二輪完成車生産拠点として事業に貢献していきます」

■HMSI社長 加藤稔のコメント
「インドにおける二輪事業は、Hondaの世界の二輪事業において最大の販売市場となっています。インドで生産された製品の価値を高めることで、Hondaの二輪車生産・輸出拠点として重要な役割を担えるよう取り組んで参ります」

【ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド/
Honda Motorcycle&Scooter India Pvt.Ltd.概要】
■設立/1999年8月
■本社所在地/ハリアナ州グルガオン地区IMT マネサール地域
■資本金/31億ルピー
■出資比率/本田技研工業株式会社 100%
■代表者/社長 加藤 稔(かとう みのる)
■事業内容/二輪車の製造・販売
■生産能力/第一工場(ハリアナ州マネサール)160万台/年
■第二工場(ラジャスタン州タプカラ)120万台/年
■第三工場(カルナタカ州ナルサプーラ)240万台/年
■第四工場(グジャラート州アーメダバード)120万台/年
■生産機種/Activa、Activa125、Dio、Aviator、CB Unicorn、CB Shine、CBF Stunner、CD Dream、CBR250R、CBR150R、NAVI、Dream Yuga、Livo etc.
■従業員数/約22,000名

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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