【ホンダ】インドで新たなスクーター専用生産工場を開所

掲載日: 2016年02月17日(水) 更新日: 2016年02月17日(水)
この記事は2016年2月17日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 本田技研工業株式会社

ホンダは、インドの現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(HMSI)が、インド・グジャラート州アメーダバード地区に建設した第4工場の開所式典を実施したと発表した。この工場は2014年2月5日に同社が建設開始を発表したもので、年間120万台のスクーター専用生産工場として稼動する。なお、この工場の稼動によりインドでのホンダのバイク年間総生産能力は580万台になるという。

(編集部注/上記は2014年2月5日ホンダリリースより)

以下リリースより
2016年2月17日

Honda、インドで二輪車の第四工場稼働開始 ~スクーター専用生産工場~

Hondaのインドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(以下、HMSI)は、本日、第四工場の開所式典を行いました。

インド・グジャラート州アーメダバード地区に建設した第四工場は、それぞれ60万台の生産能力をもつ第一、第二ラインからなる年間120万台のスクーター専用生産工場です。第一ラインは今月より稼働を開始、第二ラインは2016年半ばに稼働を開始する予定です。これにより、Hondaのインドにおける二輪車年間総生産能力は580万台へと拡大します。投資額110億ルピーをかけた第四工場の設立により、Hondaは新たに約3,000名の雇用を創出します。

第四工場は「喜びを次世代へ」のコンセプトに基づいたグリーンファクトリーとして、Hondaの二輪車工場として初めて、ゼロ・リキッドディスチャージ(ZLD)※1設備の統合・導入を実現しました。

Honda執行役員 アジア・大洋州本部長 安部典明のコメント
「インドという重要な市場で成長し続けるという意志をもち、本日インドで二輪車の第四工場稼働という新しい礎を築くことができました。インドの市場が今後も力強く成長し、また、他国向けの輸出ハブとしても成長していくことを期待しています」

Honda取締役 執行役員 二輪事業本部長 青山真二のコメント
「インドは、Honda二輪車の全世界販売のうち25%を占め、Hondaにとって鍵となる市場です。今後、インド政府の主導で道路整備が進むと見られており、スクーター市場のさらなる拡大に期待しています」

HMSI社長 村松慶太のコメント

「スクーターが急激に増加する、いわゆる“スクータライゼーション”は、かつて先進国で見られたトレンドであり、今日のインド二輪業界の促進力です。Hondaはインドのスクーターセグメントで56%のシェアを有するリーダーであり、スクーターが強いここグジャラートに専用工場を建設することで、市場のスクーターへの移行の変化をいち早くリードし、さらに成長していきます」

【ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド/
Honda Motorcycle&Scooter India Pvt.Ltd. 概要】

■設立/1999年8月
■本社所在地/ハリアナ州グルガオン地区IMT マネサール地域
■資本金/31億ルピー
■出資比率/本田技研工業株式会社 100%
■代表者/社長 村松 慶太(むらまつ けいた)
■事業内容/二輪車の製造・販売
■生産能力/
 第一工場(ハリアナ州マネサール)160万台/年
 第二工場(ラジャスタン州タプカラ)120万台/年
 第三工場(カルナタカ州ナルサプーラ)180万台/年
 第四工場(グジャラート州アーメダバード)120万台/年※2
■生産機種/Activa、Activa125、Dio、Aviator、CB Unicorn、CB Shine、CBF Stunner、CD Dream、CBR250R、CBR150R、NAVI、Dream Yuga、Livo etc.
※1 ZLD(ZERO LIQUID DISCHARGE) 廃水を再利用し、排出しないことで、環境負荷を低減する技術
※2 2016年半ばに第二ライン(60万台)稼働後

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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