クシタニが新東名サービスエリアにショップオープン

掲載日: 2012年04月18日(水) 更新日: 2013年12月11日(水)
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この記事は2012年4月18日当時の情報に基づいて制作されています。

取材協力/クシタニ 取材・写真・文/山下剛

「バイクのおもしろさ、カッコよさをもっと多くの人に知ってもらいたい」そんな思いを込め、クシタニは新東名高速道路・清水パーキングエリアにショップを開店した。一般客が多く訪れる場所での出店は、バイク業界をどう変えていくのか。


清水PAは上下線共用のパーキングエリア。クシタニパフォーマンスストアは下り線側駐車場から近く、ショーウィンドウにはバイクが展示される


現代の技術と知恵を結集した「新東名」ついに開通!

2012年4月14日15:00、ネクスコ中日本は新東名高速道路を開通、営業を開始した。開通にあたっては混乱と事故防止のため、東名高速道路本線への車両流入をストップさせ、警察車両による先導に続いて一般車両の乗り入れがはじまった。当日の静岡県地方は折しも低気圧に見まわれ、風雨ともに強い悪天候だったにもかかわらず、新東名へと至る周辺のインターチェンジには多くの車が集まった。

新東名高速道路は御殿場JCT~三ケ日JCT間の約162kmが開通し、時速120キロを想定したゆとりある道路設計となっており、曲率の低いカーブをなくすために橋とトンネルが連続する道路だ。片側2車線だが新名神同様、路側帯には将来の3車線化をみすえた余白があり、またインターチェンジ前後は3車線化として渋滞緩和に対応するなど、現代の技術と知恵を結集させた高速道路となっている。

そのひとつとしてパーキングエリア/サービスエリア(以下PA/SA)のエンターテイメント性向上も挙げられる。フードコートやショッピングモールが併設されたPA/SAは駐車スペースも広くゆとりがあり、多目的な休憩施設としての利用を見込んでいる。

バイクギアを通じバイクの魅力を伝えるクシタニの挑戦

そんな中、レーシングスーツを中心に二輪用品を開発、販売する株式会社クシタニでは、新東名・清水PAに『クシタニパフォーマンスストア』を開店した。これまでのバイク用品店は、利用客であるバイクユーザーを中心としたショップ展開を行なってきたが、クシタニでは「バイクのおもしろさ、バイクギアのカッコよさを多くの人に知ってもらい、バイクに興味をもってもらいたい」と、清水PAへの出店を決定した。

新東名・清水PAに開店した「クシタニパフォーマンスストア」。年中無休、営業時間は9:00~21:00 バイクに乗らない人が興味を持ちやすいよう、ショップ入口にはパスケースやキーホルダーなどのレザー製品が並ぶ

ショップはその趣旨を反映した作りになっており、ショッピングモール通路に面する入口には、世界的ファッションデザイナーである荒川眞一郎氏とのコラボレーションによるジャケットやTシャツ、バッグを展示することで、バイクに乗らない人々へ向けたバイクギアの提案をしている。これらはクシタニパフォーマンスストア限定商品となっており、プレミア感を演出することで集客を高める。

黒を基調とした落ち着きあるインテリア。ジャケットやブーツなどツーリングに必要なバイクウェアはほぼすべて揃う ファッションデザイナー・荒川眞一郎氏とのコラボ作品も、ここでしか手に入れられないレアアイテムだ

ストアは黒を基調としたシックなインテリアで、ジャケットやブーツをはじめキーホルダーといった小物まで、ゆっくりと手にとって確かめながらショッピングできる。もちろんツーリングで必要なギアも多く取り揃えられているから、出発前に揃えられなかったアイテムを買い求めたり、不意の雨に対処するためのレインウェアなどを入手することもでき、バイクツーリストにとっても大きなサポートとなる。営業時間が午前9時から午後9時までという点も、ツーリストにとってうれしいサービスだ。

店内には『74daijiro』も展示されており、小さな子供を連れたファミリーにもうれしい ショッピングモールにはヤマハによる車両展示もされ、バイクの魅力を広くアピールしている

清水PAは上り・下り共用となっており、上下線のどちらからでもショップにアクセスできる。開通したばかりの新東名をツーリングするもよし、ショッピング目当てに訪れるもよし、ツーリング途中で休憩がてら立ち寄るもよし、とか通用の幅は広い。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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