取材協力 = トライアンフ ジャパン、東京デザイン専門学校
取材 = バイクブロス・マガジンズ編集部
トライアンフをモチーフに行われた
学生デザイン・コンペティション
2011年12月9日、東京デザイン専門学校のイベントホールで『東京デザイン専門学校 トライアンフエコバッグデザインプロジェクト 2012』のオリエンテーションが行われました。
これは2012年で創業110周年を迎える英国の伝統的なモーターサイクルメーカー、トライアンフをデザインソースに、普段の生活に使われるエコバッグをキャンバスとし、若きクリエーター (東京デザイン専門学校の学生) たちによる自由な発想をプリントデザインとして落とし込み、審査委員 (メーカーとメディアの数名) より選ばれた最優秀賞、および優秀賞作品は実際に製品化される、というプロジェクトです。
メーカーにとってはモーターサイクルが人間の社会活動の中に根ざしたノリモノとして、もっと身近なイメージを持ってもらいたい、という狙いがあると同時に、学生たちにとっては短期間で与えられた課題を結果として出さなければならないため、社会へ踏み出す良い経験にもなるのです。
東京デザイン専門学校とトライアンフ ジャパンのコラボレーションによるこのプロジェクトは今年で3回目を数え、毎年異なるテーマをもとに、同専門学校の熱心な生徒たちが様々なデザインを提案してきました。2012年は「トライアンフと共にある人生」がテーマです。
短い制作期間を経て2012年1月20日の審査会当日、計53作品が提出されました。学生たちには1人1分間プレゼンテーションの時間が与えられ、審査委員の前でデザインコンセプトを発表します。
その結果、『最優秀賞』 (1作品)、『優秀賞』 (1作品)、『佳作』 (2作品)のほか、各メディア賞 (4作品) の計8作品が確定、発表となりました。
<< 優秀賞 >>
コンセプト 「Tradition in shining 110」
グラフィックデザイン科 1年Eクラス No.10 志賀 恵さん
<< 佳作 >>
コンセプト 「移・食・住」
グラフィックデザイン科 1年Aクラス No.15 辻岡 翔さん
<< 佳作 >>
コンセプト 「モーターサイクルと共にある生活」
イラストレーター科 1年Bクラス No.09 栗原奈那さん
<< バイクブロス賞 >>
コンセプト 「memories with Triumph」
グラフィックデザイン科 1年Aクラス No.24 山崎沙弓さん
<< GOGGLE 賞 >>
コンセプト 「“Let’s go out somewhere on the next holiday!”」
イラストレーター科 1年Bクラス No.23 福地聡子さん
<< MOTO NAVI 賞 >>
コンセプト 「Photo」
グラフィックデザイン科 1年Cクラス No.12 田中杏海さん
<< BIG MACHINE 賞 >>
コンセプト 「Motorcycle makes a human」
グラフィックデザイン科 1年Cクラス No.03 植田皓生さん
今回各賞に選ばれた作品のうち、最優秀賞、および優秀賞のエコバッグデザインは実際に制作されたのち、3月9日から全国の正規販売店で実施予定の「スピードトリプルR デビューフェア」に来店された方に進呈する予定とのこと。また、3月23日~25日の 東京モーターサイクルショー でも、数量限定でアンケートに協力された方に配布される予定です。