モータリストが気鋭の中国メーカー「NICOT MOTO」の取り扱いを開始

掲載日: 2024年03月22日(金) 更新日: 2024年03月22日(金)

NICOT MOTO メイン

モータリスト合同会社が、中国のバイクメーカー「NICOT MOTO」の取り扱いを開始する。モータリストでは同メーカーの車両の中から独自にテストしたモデルをラインナップ。空冷4サイクルエンジンを搭載したピットバイク3車種、フルサイズオフロード2車種、またキッズバイクを含む電動バイク2車種を取り扱う。

NICOT MOTOの取り扱いを開始

手軽にバイクを楽しむきっかけづくりに、金額の壁を乗り越えよう!気鋭の中国メーカーと強力なパートナーシップを開始

2024年3月22日 - モータリスト合同会社(東京都大田区)は、東京モーターサイクルショーにおいて、中国・重慶(Chongqing)に本拠を置く Chongqing Nicot Industry and Trade Co., Ltd.(以下Nicot社)の商品取り扱い開始を発表する。

NICOT MOTO 記事1

モータリストのラインアップとしてはやや異色ともいえる比較的安価なモーターサイクル群を擁するNicot社だが、モータリストのコンセプトにある「バイクを楽しむこと」を第一の目的とし、そのための障壁の一つでもあるバイク購入金額を引き下げ、安価に遊びに出かけて行こう、というユーザーや販売店からの要求にこたえていく商品を用意することで、遊びづくりこそがオートバイへの世界を広げていくと信じるモータリスト・グループのポリシーを実現していく。

Nicot社は2014年に起業、当初はモーターサイクル向けの部品やアクセサリーを製造し、次第にモーターサイクル本体開発へと傾倒。現在ではキッズバイクから450ccクラスのオフロードバイクまでのラインアップを誇るモーターサイクルメーカーに成長した。

エンジンも当初は中国国内で入手しやすい4サイクルエンジンを中心にラインアップしてきたが、欧州の大手メーカーのエンジニアを招き技術力を向上。オリジナルの2サイクルエンジンを開発するなど、中国によくある組み立てメーカー(パーツを集めて組み立てて形に仕上げるだけのメーカー)から、設計し、目的に合った商品を製造する力のあるマニファクチャラとして成長しつつあるメーカーだ。

オフロードエリアに商品のラインアップを絞り込んでいるのは、レースを通じて技術力向上を図り、また深化の著しいオフロードバイクを開発し続けることで自社の技術力を高めていこうという姿勢の表れでもある。また、Nicot社では新たに工場を建設。30,000平方メートルを超える広大な工場を製造拠点とし、現在では世界50か国以上に車両を輸出している。

Nicot社の車両はすでに日本でも一部の販売が行われていたが、Nicot社としては正規契約を締結しておらず、また今後のラインアップ拡充のためのパートナーを探してきたという。一方、モータリストはその幅広い人脈、さらには自社開発による電動モーターサイクルの設計などから中国のモーターサイクル産業や自転車産業界に知己が多く、そのつながりを頼る形でNicot社からアプローチを受けた。

その後、単なるインポーターではなく長期的なパートナーとして商品の開発、品質向上を支援しながら日本における販売代理店をモータリストが務める方向で合意。Nicot社が開発してきた車両をテストしフィードバックを提供することで車両の熟成を加速させ、今回のモーターサイクルショーでの展示となった。

■取扱車両について
モータリストが取り扱うNicot車両は、モータリストがテストし、価格、商品のバランスに優れ、または圧倒的な高性能でほかに得られない商品である点などの特徴を持つ車両に絞り込まれる。

ピットバイクシリーズ

PT150

NICOT MOTO 記事2

横型の空冷4サイクル単気筒エンジンを搭載。これまで多くを販売してきた125ccモデルからはフレームの設計を変更し、150ccの出力、トルクに見合った車体を与えた。ファンバイクとして信頼性に優れるエンジンはミニサイズの車体と合わせ、バイク遊びの入り口の1台としてお勧めできる仕上がりだ。
■希望小売価格/36万3,000円(税10%込み)

PT190

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横型の空冷4サイクルエンジン車としては最大の排気量、190ccのエンジンを搭載。Zongshen社が製造する信頼性の高いエンジンはすでに他ブランドでも多くが活用され、実績も確か。車体も専用設計とし、力強い角型パイプによるメインバックボーンフレームが強力なトルクを支える構造だ。サスペンションストロークも豊かになり、ピットバイクシリーズながらも本格的な走りでファンライドを実現する。
■希望小売価格/44万円(税10%込み)

Korak ADV140

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縦型の空冷4サイクルエンジンを搭載したミニアドベンチャー。サイズ感を超える装備と、小粋なデザインが魅力のKorakは、Kor=カモシカのように敏捷に都会を駆け抜ける。楽しさ抜群、でありながら驚異の価格も魅力のひとつ。
■希望小売価格/33万円(税10%込み)

フルサイズオフロードシリーズ

230X

NICOT MOTO 記事5

空冷230ccエンジンをフルサイズのボディに搭載。とにかく安価にオフロード走行に親しみたい、フルサイズに乗ってみたいけど予算が、という層に強くアピールするファンモデルだ。ファンティックなどの本格オフロードモデルにアプローチするきっかけづくりの1台に。
■希望小売価格/44万円(税10%込み)

250XT

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水冷2ストロークエンジンは自社開発。欧州のトップブランドで設計してきた技術者がモノにする1台は、レーシングマシンよりは耐久性に優れ、ビッグタンクを装備するスポーツマシンだ。Nicotの将来に向けたモデルラインアップ拡充のための最初の一歩でもある。混合給油のため、実質的にはクローズドコース向けのファンモデルだ。
■希望小売価格/77万円(税10%込み)

電動モーターサイクルシリーズ

eWOLF

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キッズバイクを超えるキッズバイクがeWOLFだ。TORROTのような既存の電動キッズマシンをサイズアウトした次に乗りたい電動バイクを目指し、価格と性能、耐久性のバランスを徹底的に見つめて設計された。eBikeで実績にあふれるトップブランド、Bafangが設計、提供するパワーユニットは5kwを超える高出力を発揮し、キッズならずとも大人もその虜にしてしまう魅力にあふれていいる。
■希望小売価格/55万円(税10%込み)

eFOX SS

NICOT MOTO 記事8

Nicotが目指す電動モーターサイクルの一つが、スポーツオフロードモデルだ。eFOXはオリジナルのフレームにパワフルな10kwモーターを搭載。トランスミッションを備えたモデルの提供を目指し実証実験を重ねてきたが、コストバランスやマーケットニーズからまずはシングルモーターで市販モデルをまとめ上げた。コストパフォーマンス最強の電動オフロードモデルとして、ゲームチェンジャーを目指す。
■希望小売価格/74万円(税10%込み)

Nicot Moto正規販売店について

Nicot Moto商品は既存のモータリスト契約販売店で購入が可能。合わせて新規契約販売店も募集を行う。現在、旧Nicot車両を販売しているモーターサイクルショップからの受注も歓迎するほか、モータリストならではのアフターサービス体制とパーツ供給を武器に、ライダーへの窓口を広げていきたい積極的な販売店は是非Nicot商品をお試しいただきたい。

モータリスト合同会社

NICOT MOTO 記事9
イタリア・ファンティック社の日本総代理店をはじめ、世界のプレミアムモーターサイクルの総代理店として、日本のモーターサイクルファンにモーターサイクルのある生活の楽しさを訴求し、またモーターサイクル販売店が必要とする商品を硬質なサービスとともに提供することで、モーターサイクルシーンの活況に貢献したく活動を行っている。

モータリストが扱う商品は、世界選手権の舞台でチャンピオンシップを争うことのできる最高峰の技術を誇る商品から、今回発表したNicotや、かねてより取り扱うSYMのスクーターなど、日常に即した、窓口の広い車種を提供することで、全方位で日本のモーターサイクル販売店をサポートし、その先のお客さまの愉しみを支援している。2024年の東京モーターサイクルショーでは取扱商品の主力を展示し、バラエティに富む、モータリストが吟味した商品群をご覧いただける。

お問い合わせ

モータリスト合同会社
TEL/03-3731-2388

リリース = モータリスト合同会社(2024年3月21日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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