ピアッジオグループジャパンが『アプリリア/TUONO(トゥオーノ)V4 1100 Factory』を、全国のアプリリア正規販売店で2月16日(金)から受注開始する。アプリリアが誇る最新電子制御APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)は第4世代へ進化、さらにサスペンションユニットの軽量化や新グラフィックの採用など各部でアップデートが施された。価格は199万8000円(税込み)で、デリバリースタートは3月中旬頃を予定している。
ピアッジオグループジャパン株式会社は、スタイリングイメージと多くのコンポーネントを共有するネイキッドスーパースポーツ『TUONO V4 1100 Factory』(メーカー希望小売価格1,998,000円消費税込)の2018年モデルを全国のアプリリア正規販売店のRSV4取扱店にて、2月16日(金)より受注を開始し、3月中旬より出荷を開始致します。
なお、2018年3月23日(金)に開幕する「第45回 東京モーターサイクルショー」ピアッジオグループジャパンブース(西1ホール)にていち早くご覧いただける予定です。
■アプリリア TUONO V4 1100 FACTORY 2018年モデル
・受注開始日/2018年2月16日(金)
・国内出荷時期/2018年3月中旬頃から順次
・メーカー希望小売価格(税込み)/199万8000円
・ボディーカラー/スーパーポール
■TUONO V4 1100 Factory(18年モデル)主要装備
・EURO4対応で、本国仕様と同じ175HPエンジン
・RSV4と同形状のテールデザインを採用
・TFTカラーディスプレー
・オーリンズNIXフロントフォーク
・Φ330㎜Fブレーキディスク
・ブレンボM50フロントキャリパー
・ボッシュ9.1MPコーナリングABS
・トラクションコントロールを含むアプリリア独自の電子制御システムAPRC
・クイックシフト(AQS)(ダウンシフトの対応)
・クルーズコントロール及びピットレーンリミッター
4度のワールドSBKチャンピオンに輝いたRSV4直系の、最上級に速く、最もスポーティなネイキッドとして、卓越したパフォーマンスレベルを達成するために、先進のダイナミックコントロールパッケージを含む、洗練された電子制御であるAPRC、コーナリングABS、ピットリミッター、クルーズコントロールを装備しています。2018年モデルでは、新グラフィックをまとっての登場です。アプリリアのネイキッドシリーズであるTUONO(イタリア語で雷鳴の意)は、これまでアドレナリンを沸き立たせる刺激的なバイクの1台として、長い間支持を集めて来ました。一線級のレースで勝利を重ねて来たアプリリアのノウハウとTuonoの歴史に基づく経験によって、絶対的なパフォーマンスと精巧さを達成しています。それにより、サーキットでの卓越した走りと公道での多彩な楽しみを発揮する、カウリングを脱いでバーハンドルを装備した唯一のスーパーバイクとして認知されました。Tuono V4 1100 Factoryは、より要求レベルの高いユーザーのための究極のネイキッドスポーツで、多くのコンポーネントをアプリリアRSV4 RFスーパーバイクから受け継いでいます。
■完成度を高めたエレクトロニクス
最も重要な革新は、APRCシステムを備え、常に「クラス最高」とみなされて来た、アプリリアTuono V4のオンボードエレクトロニクスに関係しています。アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロールは、ワールドスーパーバイクで勝利に導いた技術から直接フィードバックされた特許制御システムで、市場で入手できるものの中で最も完成された精巧なシステムです。フルライドバイワイヤスロットルの電子制御と完璧に適合した、Tuono V4 1100に標準装備されている第4世代のAPRCは、スロットルボディの余剰な電子制御関連部品をすべて排除することで590gの軽量化を果たしています。慣性プラットフォームの配置変更によって、APRCはバイクの動きをより正確に検出できるようになり、さらに効率的な電子制御プロセスを実現しました。
■Tuono V4 1100 Factory APRCには以下の機能が含まれます。
・ATC/アプリリア・トラクション・コントロール。実用的なジョイスティックによって(スロットルを戻すことなく)8段階に即座に調整可能になりました。さらにファインチューニングを加えることでより効率の高い作動ロジックを実現しました。
・AWC/アプリリア・ウイリー・コントロール。3レベルに調整可能。慣性プラットフォームの配置変更によって、新しい、より正確な動作プロセスを実現しました。ウイリーコントロールは、より実用的になった新しい左スイッチボックスによって、ATCと同様スロットルを閉じることなく即座に調整できるようになっています。
・ALC/アプリリア・ローンチ・コントロール。サーキットでのみ使用できる機能で、3段階に調整可能。より効率的な新しい動作プロセスが採用されています。
・AQS/アプリリア・クイック・シフト。スロットルを閉じることなく、クラッチも使わずにシフト操作が可能な電子制御トランスミッションです。シフトダウン機能も備え、クラッチを使わずにシフトダウンが可能です。アクセルを開けた状態でのシフトダウン機能は他に類を見ません。
・APL/アプリリア・ピット・リミッター。サーキットのピットレーンで許されているトップスピードを選択し、その速度に制限する機能です。公道上の定められた速度制限に簡単に合わせることもできます。
・ACC/アプリリア・クルーズ・コントロール。新しい電子制御により、スロットルに触れることなく設定されたスピードを維持でき、ロングツーリングで非常に便利な、先進のクルーズコントロールシステムが導入されています。
Tuono 1100 V4Factoryには、Boschと共同開発された高度なマルチマップコーナリングABS システムが装備されており、サーキットでのパフォーマンスを一切犠牲にすることなく、公道における最高の安全性を約束します。軽量コンパクトな躯体に精緻な機能を組み込んだ9.1MP システムは、横加速度、フロントブレーキレバーにかかる圧力、ロール/ピッチ/ヨー角度、減速と安定性を絶妙にバランスさせるブレーキ動作の変化など、様々なパラメーターを常にモニターする専用アルゴリズムにより、ブレーキングとコーナーでのABS介入を最適化しました。このABSシステムは、突発的なブレーキングによるリアホイールのリフトを抑えるアプリリアRLM(リア・リフトアップ・ミティゲーション)システムとともに機能します。アプリリア専用の指標に従って微調整が加えられたコーナリングABSは、感度を3段階に調整することが可能で、オフにすることも可能です。さまざまなレベルのライダーがベストな組み合わせを見つけ出せるよう、3種類のコーナリングABSマップは、それぞれ3つのエンジンマップ(Sport、Track、Race)と組み合わせることができます。3つのエンジンマップはすべて「フルパワー」ですが、アプリリアV4が発揮する175HPの出力特性と、エンジンブレーキの作動割合に違いがあります。
カラーTFTデジタルメーターは、多彩な表示オプションを持ち、選択できる2種類のスクリーンページ(ロードとレース、双方とも夜間およびバックライト付き昼間表示)は、多彩な表示項目に対応しています。スマートフォンを車両に接続することができるアプリリア・マルチメディア・プラットフォーム、V4-MPの新バージョンがオプションで用意されています。レースで行うのと同様に、分析のためにデータをラップトップPCにダウンロード(またはスマートフォンに直接表示)し、コーナー電子セッティング較正システムによって正確なコーナリングを提案します。新しいV4-MPには、スマートフォンのバッテリー消費を最小限に抑える新しい接続プロトコルが追加されています。さらに、コーナーごとに電子セッティングを管理できるよう、すでにマッピングされた豊富な回路の提供に加えて、アプリリアが提供したリストにない新しい回路をユーザーが取得することも可能です。V4-MPは、スマートフォンの音声コマンドと電話の着信/発信を管理する、アプリリアが新型Tuono V4で初めて導入した新しいインフォテイメントシステムを装備しています。
■ユーロ4エンジン。これまでと同様の刺激的なパフォーマンス
Tuono V4 1100Factoryは、独特な特性を持つ65°V4エンジンを搭載した唯一のネイキッドです。幅の狭いV型構造は、重量を中心に集めてコンパクトなシャシーを実現するのに役立つ、前後長の極めてコンパクトなエンジンの搭載を可能にしました。イタリアンV4の今回の進化で実施された変更は、ユーロ4認証を達成したことはもちろん、多くのライダーを魅了する素晴らしいキャラクターとサウンドを犠牲にすることなく、全体的な信頼性とパフォーマンスも高めました。そのパワープラントは、ダブル酸素センサーと内蔵バルブを持つサイレンサーを装備したエグゾーストシステムを採用しています。レースの世界で培ったノウハウを投入したエンジンECUは、優れた演算能力によって最高回転数の引き上げを可能とし、従来型より500rpm高くなりました。最高の信頼性を確保し、同時に摩擦抵抗を減らすために、ピストンピンにはDLC表面処理が施され、コネクティングロッドヘッドは表面研磨処理されています。燃焼室の成形には、融合法ではなくより緻密に数値で制御された機械加工処理が用いられています。一方、トランスミッションには完璧なギアシフト操作を約束するリニアセンサーが装備されています。
■RSV4から受け継がれたサスペンションとブレーキ
7度の世界スーパーバイクチャンピオンを獲得しているアプリリアRSV4譲りのフレームが生み出す、新型Tuono V4 Factoryの抜群のハンドリングと安定性が認められるならば、それはブレーキとサスペンションに関する重要な情報を提供することになります。フロントのBrembo 製ブレーキシステムは新型RSV4からダイレクトに引き継がれたもので、直径330mmのステンレススチール製デュアルディスク、それを挟み込むモノブロックM50キャリパー、それを作動させるハンドル上のラジアルマスターシリンダーで構成されています。アプリリアTuono V4 1100 Factoryは、油圧ダンパーとスプリングプリロードをフルアジャストできる、最新のOhlins NIXを装備しています。このユニットは、前モデルに比べて約400g軽量化されており、同じブランドのリアショックアブソーバー、ステアリングダンパー(同じく調整可能)と組み合わされています。
■バージョンとカラーリング
Tuono V4 1100 Factoryのスーパーポールグラフィックは、明るい独特な色遣いで、伝統的なアプリリアスタイルらしい明確な反体制的スピリットを持っています。Tuono V4 1100 Factoryは、洗練されたOhlins 製サスペンションシステムのトリオと、RSV4譲りの素晴らしいテールカウル(2人乗り可能)によるスタイリッシュさで、技術的にも際立っています。リアにワイドな200/55サイズのPirelli製ディアブロ・スーパーコルサを装着しています。
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