車体センサー不要の公道用ワイヤレス・エアバッグジャケット登場

リリース = 株式会社ユーロギア

ダイネーゼから、ジャケット単体で作動するワイヤレス・エアバッグシステム搭載のジャケット「D-AIR　MISANO 1000」が発表された。日本での発売は2016年4月頃予定とのこと。

D-AIR　MISANO 1000
プロテクションの未来はD-AIRにある

伊ダイネーゼ社は、ワイヤレス・エアバッグシステムD-AIRが、マーケットに投入された2011年以降で1000回稼動した実績を、D-AIR Misano 1000レザージャケットと共に発表いたします。この新しいプロジェクトは一般公道用に開発された、ジャケット単体で稼動するワイヤレス・エアバッグシステムを搭載しています。

2015年9月10日、ミザーノ・アドリアーティコにて、マニニャーノ・サン・ジェヴァンニにあるリビエラゴルフリゾートで行なわれた、MotoGP関係者とプレスに向けたイベントで、ダイネーゼはD-AIRシステムの1000回の稼動を祝うと同時に、ジャケット単体で稼動する公道用ワイヤレス・エアバッグシステムを発表致しました。D-AIRの重要な軌跡を記念して、このジャケットは”Misano 1000″と名づけられました。

プロテクションの未来はD-AIRにあり、それは過去15年間以上ダイネーゼによって記録されたデータが証明しています。サーキット場、公道を含めば1000回以上に及ぶ世界中で起きたエアバッグの稼動は開発チームにより分析が行なわれ、システムの効果と信頼性が確かめられました。

これらのエアバッグの稼動によって得られた膨大なデータは、ダイネーゼが持つトリガリング・アルゴリズムの絶え間ない細かなチューニングに恩恵をもたらしました。この新しいMisano 1000レザージャケットは、オートバイへ取り付けるセンサーキット等は必要とせず、単独で作動します。センサー、電子デバイス、GPSはバックプロテクター内部に収納されています。

伊ダイネーゼ社特許の3Dエアバッグは、最大限のプロテクションと快適性をもたらすために、エアバッグ全面が5cmの厚みで均一に膨張するマイクロ・フィラメント構造を持ち、自動車産業で使われている、いかなるエアバッグとも異なる独自性を持ち合わせています。

システムの本当の脳はトリガリング・アルゴリズムであり、バックプロテクターに収納された6つのセンサーを用いて、1秒間に800回ライダーの身体の動きをモニタリングし、回転を伴うハイサイド及びローサイドといった衝撃において、いつシステムを作動させるかを判断します。

Misano 1000エアバッグシステムはバックプロテクターとチェストプロテクターとのシナジーにより、ライダーの鎖骨、、胸、背中だけでなく首の動きを制限する、非常に効果的なプロテクションとなります。ON/OFFスイッチは襟元のフラップに、右腕にはシステムのステータスを表示するLEDが備わっています。Misano 1000は2色の展開、イタリア国内では11月から発売を開始。日本での発売は2016年4月。

■製品名／D-AIR MISANO 1000
■価格／229,000円（税抜き）
■カラーバリエーション／
white x black x fluoxred、black x black x white
■一般的な特徴／フロントには2箇所のポケット、リフレクター
■エルゴノミクス／
D-air エアバッグシステム 3D膨張コントロール、マイクロエラスティックインサート、伸縮可能なファブリックインサート、伸縮可能なインサート、ウエスト調整、ジャケット・パンツ接続ファスニング、エアロダイナミックハンプ
■主な材料／D-skin2.0カウレザー、S1ファブリック
■温度管理／Nanofeelライナー、温度調整を行う3D-Bubbleライナー、サイドにはエアインレットを装備
■ジャケット／CE-Cat.II-89/686/EEC Directive認証
■D-airエアバッグシステム／
・胸部プロテクション
EN 1621.4 (Level 2)に従って試験を実施
・バックプロテクターEN 1621.2
Standard (Level 1)認証
・肩・肘のプロテクターは EN 1621.1認証
・胸部プロテクターはEN 1621.3認証
・肩にはアルミニウムスライダー

[ お問い合わせ ]
ユーロギア
TEL／03-5829-8027

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（バイクブロス・マガジンズ編集部）