SHOEIからプレミアムレーシングフルフェイス「X-TWELVE」発売

掲載日: 2010年01月20日(水) 更新日: 2014年10月30日(木)
この記事は2010年1月20日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 株式会社SHOEI

SHOEI X-TWELVE
株式会社SHOEIから、世界のレースシーンで頂点に立つために培ったテクノロジーとノウハウを結集した“プレミアムレーシングフルフェイス”「X-TWELVE」が2010年1月27日より発売される。フラッグシップモデルであるXシリーズを継承し、極限のレベルで融合した機能性と造形美を持つアイテムとして、スポーツライディングを愛好するライダーたちに期待されるニューヘルメットだ。メーカーより発表されている「X-TWELVE」の主要機能の一部は以下のとおり。

世界最高水準の空力性能を追求
高速での安定した走行フィールを生み出す

デザイン&エアロダイナミックス
世界最高水準のエアロダイナミックス性能と、SHOEIフラッグシップモデルにふさわしいデザイン性を完璧に両立させる。その命題に一切の妥協を許さず、幾度となく繰り返された風洞実験、さらにサーキットでの徹底的な走行テストで収集された膨大な性能データ。そんな極限の開発環境下で、X-TWELVEのデザインは研ぎ澄まされました。繊細なラインが美しく絡み合った流麗なシルエット、そしてディティールまで徹底的に作り込まれたスポイラーやベンチレーションパーツ。その質感あふれるプレミアムデザインは、目標通りX-Elevenを凌ぐトップレベルの空力性能を達成。X-TWELVEは、単なるXシリーズの後継モデルではなく、20年近くにわたってSHOEIが培ってきたエアロデザインの結晶でもあるのです。

SHOEIが誇る空力技術の集大成
高速での優れた走行安定性を発揮

エアロエッジスポイラー2X-TWELVEの革新的フォルムを決定付けているのが、エアロエッジスポイラー2。後頭部からサイドまで回りこむ印象的な形状は、1990年代にレース専用のデバイスとしてアイディアが具体化されたことに端を発しており、以来長年にわたりレースシーンで実戦開発を進め、風洞実験や走行テストを繰り返して磨き上げてきたSHOEIエアロダイナミックス技術の集大成です。その圧倒的な空力性能により、高い直進安定性はもちろん、後方確認などのさまざまな動作においても、安定した走行フィーリングをはっきりと体感できるはずです。

圧倒的な換気性能を求めて
形状やポジションを最適化

ベンチレーション
ベンチレーションシステムは、より高い導風効率を求めて形状とポジションをリファイン。シールド上部のフロントエアインテークは通常のライディングポジションで、またエアスクープ3は前傾姿勢の際にカウルに阻害されることなく走行風を導入できるポジションに配置されており、どのようなライディングポジションでも外気を効率的にヘルメット内へ導入します。トップアウトレットはエアロエッジスポイラーから独立して最も負圧効果の高いポジションへ移動。頭部が発する熱気と湿気を強力に排気します。そして、後端部に設置したリア/ネックアウトレットは走行風による負圧を効率的に活用し、ヘルメット内に残るわずかな熱気も強制排出。また、すべてのベンチレーションは、グローブをしたまま簡単に開閉操作が可能です。

シールド内の空気を強力に排出
曇りを抑えたクリアな視界に貢献

サイドエアアウトレットシステム
側頭部に設置したサイドエアアウトレットが、X-Elevenの実に2倍以上もの強力な排気能力で、シールド内部にこもった空気を外部へ排出。口元から外気を導入するロアエアインテークとの相乗効果がもたらす確実な換気により、シールドの防曇性能を飛躍的に高め、走行中のクリアな視界の確保に効果を発揮します。この新システムは、数シーズンにわたりMotoGPのレースシーンでテストを繰り返して開発。気温、湿度の違いやライダー個々のライディングスタイルなど、さまざまな状況下でデータを積み重ね、あらゆる環境下で効果的に性能を発揮できる形状とポジションを追求しました。

Wアクションでシールドをヘルメットに圧着
抜群の静粛性をもたらすシールドシステム

抜群の静粛性をもたらすシールドシステム
ワンタッチ操作の簡単着脱はそのままに、可変軸Wアクション機構を持つシールドベースにより、全閉時にシールドをヘルメットに圧着する新システム。密閉性が高まったことで、風切り音の発生が大幅に低減。かつてないほどの静粛性を実現しています。さらに、高い密閉性はシールド内への雨風の進入も減少するなど、快適なヘルメット内環境に大きく貢献。また、プリセットレバーも新設計とし、シールドロック&微開機能の操作性を高めました。

クリアな視界を拡大した
進化したPinlock Pinlock fog-free sheet標準装備

クリアな視界を拡大防曇シート+シールドの2層構造により不快なシールドの曇りを抑制するPinlock fog-free systemが、従来のCX-1Vタイプから新開発CW-1シールドに合わせて進化。CW-1シールド+Q.R.S.A.システムの特徴を活かし、これまでの課題とされていた防曇シート上端のシリコンシール部を、視界の外へと移動することに成功。クリアな視界領域を大幅に拡大し、雨天や低気温時の快適性、安全性がより一層高まりました。

さらに詳しい情報については公式サイトにて。

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■DATA
発売日:2010年1月27日
メーカー希望小売価格:56,700円(税抜54,000円)
公式サイト:http://jp.shoei.com/x-twelve/

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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