【ライターコラム】40代リターンライダー「NSR250R」を買う/その3「北海道の奥のほうは家賃が安い」

掲載日: 2018年05月30日(水) 更新日: 2018年05月25日(金)
カテゴリー: 日刊バイクブロス  タグ: ,  
この記事は2018年5月30日当時の情報に基づいて制作されています。

私はいま、北海道釧路市に住んでいます。北海道はライダーの聖地ですが、釧路のことまで知っている人は多くはないでしょう。ちなみに「くしろ」と読みます。釧路は、ここからあと2時間くらいバイクを走らせると北方領土を見ることができる僻地です。

しかし釧路に移住したからこそ、私は20年ぶりにバイクに乗ることができたのです。

釧路の前は、北海道の大都市、札幌にも住んでいました。そのころは家賃や物価が高く、バイクを置くスペースもありませんでした。しかし釧路に引っ越してきて、家賃6万円で一戸建て住宅を借りることができました。そのため余裕ができて、「これはバイクを買うしかないな」と思いました。2015年春、45歳のことです。

左の住宅が当時借りていた家です。それと私のNSRと当時の自家用車です。家賃は、2階建て住宅(145平方メートル)と駐車場込みで6万円という安さでした。

上の写真は自宅前にNSRを置いて撮ったものです。NSRの背後の入り口を入ると、玄関ではなく「風除室」になります。風除室は北国特有の住宅設備で、本物の玄関の前に空間を設けることで、外の寒気を家の中に入れないようにしているのです。

NSRはこの風除室の中に入れることにしました。

この借家は特別に風除室が広く、NSRと自転車を入れても余裕があります。

風除室は「家の中」にあるので、これはまったく「憧れのガレージ付き住宅」です。そして次の写真は、居間から風除室を見た光景です。

居間と風除室の仕切りは大きな透明のガラスなので、居間から毎日NSRを眺めることができました。

この家に住んでいたころは、毎日ウキウキしていました。何しろ居間でご飯を食べたりウイスキーを飲んだりしながらNSRを堪能できたのですから。

しかし残念ながら、この借家は1年ほどで引っ越すことになりました。霊感が強い友人がうちに泊まりに来たときに「この家、いるよ」と言われたからです。

いまは釧路市内の別の借家に引っ越し、NSRは物置の中に入れてあります。

ホンダNSR250Rの詳細、当時のカタログの解説は以下のリンクからどうぞ!
ホンダNSR250Rの当時のカタログを見る

(ライター アサオカミツヒサ)

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