【ドゥカティ】スクランブラーのカスタム車を公開

掲載日: 2015年01月27日(火) 更新日: 2015年01月27日(火)
この記事は2015年1月27日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = ドゥカティジャパン株式会社

ドゥカティは、2015年1月23日から25日にイタリアのヴェローナで開催された「Motor Bike Expo」でスクランブラーのカスタム車を展示した。シンプルなデザイン及び構成のスクランブラーが、3人のイタリア人カスタマーにより三者三様のスタイルに仕上げられている。この新型モデルとなるスクランブラーは2015年1月に北米で発売が始まり、夏には日本への導入も予定されいる。

スクランブラー
以下リリースより
2015年1月26日


ドゥカティ スクランブラー
イタリアで開催されたMotor Bike Expoで新たな可能性を拓く

● フルカスタマイズ仕様のドゥカティ・スクランブラー3台がヴェローナで初公開。
● デウス・エクス・マキナ、オフィチーネ・マーメイド、ミスター・マルティニがフルスロットル、アーバンエンデューロ、クラシックの各バージョンを独自に解釈。
● 1月23日~25日に開催されたMotor Bike Expoのドゥカティ・スクランブラー・ブースでは、魅力的なコレクション、“ランド・オブ・ジョイ”のモーターサイクル、アクセサリー、アパレルも展示。

2015年1月23日 ヴェローナ(イタリア)
1月23日?25日の3日間、ドゥカティスクランブラーがイタリアのヴェローナで開催されたMotor Bike Expoに登場、会場内にサプライズを呼び起こしました。Motor Bike Expoで世界初公開されたのは、3台のスペシャル・スクランブラー。これらのバージョンは、ジョイント・プロジェクトの先駆的モデルであり、ドゥカティスクランブラーの多様性と無限のカスタマイゼーションの可能性をアピールために企画・製作されました。ドゥカティスクランブラーは、2014年9月30日にケルン(ドイツ)のIntermotで公開された当初からインターネットで話題沸騰となっただけでなく、わずか数時間で世界各国の熱狂的なファンからさまざまなカスタマイゼーション案が寄せられました。Motor Bike Expoのディスプレーで雄姿を見せたスクランブラー・スペシャルは、コンプリート・カスタマイズ・バージョンの第1弾です。

ドゥカティスクランブラーは、表現の自由と共有の精神、情熱を特徴とするひとつの世界観を表現しています。スクランブラー・カスタマイゼーションの第1弾を3名のイタリアン・カスタマイザーに任せた背景には、複数の理由があります。彼らは、ドゥカティスクランブラーチームの良き友人であり、高い技能を持つクラフトマンでもあります。彼らがドゥカティの新たなアイコン、スクランブラーのパーソナリゼーションを担当し、世界に披露します。

カスタマイザーに与えられた要件は、スクランブラーのいずれかのバージョンを自由な発想で解釈し、それぞれのスタイルを表現すること。ミラノのデウス・エクス・マキナは、フルスロットルに独自の表現を加えました。同じくミラノのオフィチーネ・マーメイドは、アーバンエンデューロを彼ら一流のやり方でカスタマイズしました。ヴェローナのミスター・マルティニは、クラシックをエクスクルーシブな1台に仕立て上げています。3台のオリジナルは、ディテールまで完璧に造り込まれ、イタリアン・スペシャリストの卓越したワークマンシップはもちろん、スクランブラーの持つ可能性の広さを雄弁に物語っています。

スクランブラー
スクランブラー
スクランブラー

デウス・イタリーのマネージングディレクターであるフィリポ・バッソーリは、今回のジョイント・プロジェクトについて次のように語っています。「ドゥカティスクランブラーのデビューを心待ちにしていました。2010年、我々はシドニーのハロルドパーク競馬場で、ドゥカティの友人とともにドリフトライドを開催しました。その時、ドゥカティ製品をベースにデウス・スペシャルを造る、と約束しました。スクランブラーのおかげで、それを実行に移す日が来ました。このモーターサイクルは、ヴィンテージの趣を見せさせながらも、真のモーターサイクルにあるべきDNAと技術的特徴を持っています。エマニュエーレとペーターは、本能的にこうしたキャラクターに触発され、まずはその手でモーターサイクルに触れ、実際に分解して、見事なフレームを露出させました。我々のプロジェクトは、ここから始まりました。アルミニウム・ボディワークを中軸に、ワンピース・テールやナンバープレート・サポート、スピードウェイバイクに影響を受けたヘッドライトにも着目しつつ、自由で革新的なアイデアを発揮しました。フレーム内部に取り付けられた円錐フィルター、ディスクブレーキ、ワンオフ・エグゾーストといったディテールや非対称マッドガードなどが、このカスタマイズ・バイクの特徴となっています。このモーターサイクルに名前をつけたのは、デウス・オーストラリアのクリエーティブディレクター、カービィです。そのときミラノに来ていた彼は、完成間近の作品を見てひと目で気に入り、ハロルドパーク競馬場の賞を総なめした名馬にちなんでホンド・グラッタンと命名したのです。もしかすると、そう遠くない将来に、このバイクもハロルドパークを走るかもしれませんね。」

ミスター・マルティニのカスタマイザーであるニコラ・マルティニは、次のようにコメントしています。「このイタリアンブランドと仕事をするというアイデアに、とりわけダイナミックで陽気な若手中心のスクランブラー・チームと働けることに魅了され、プロジェクト参加を決意しました。基本コンセプトを革命的に進化させて、ドゥカティスクランブラーをカフェレーサーに仕立ててみようと思いついたのですが、それもスクランブラーの多様性があればこそですね。スタイルは、英国風というよりもアメリカンですが、スクランブラー・プロジェクトがそもそも70年代のモーターサイクルシーンに触発されたことも関係しているのかもしれません。カフェレーサー・スタイルの中に、独自性の高いエレメントが散りばめられています。ハイエグゾーストやノビータイヤには、オリジナル・スクランブラーのフレーバーが感じられるでしょう。スクランブラーとカフェレーサーを融合したこの作品の名称は、S.C.R.(スクランブラー・カフェレーサー)です。手を加えたのは、ノーズフェアリング、テールパイプ、エグゾーストシステム全体、フットペグ、ハンドルバー・マウント、リアサスペンション・ユニットで、もちろんカラーリングも一新しています。スクランブラー・カフェレーサーは、サドル、アンダーテール、タイミングベルト・カバーを含めて、“トータル・ブラック”にペイントされています。」

オフィチーネ・マーメイドのカスタマイザーであるダリオ・マストロヤンニは、次のように語っています。「ドゥカティスクランブラーを見た瞬間、これこそがコンバーティブル・イタリアンバイクだと確信しました。それで、スクランブラーをカスタマイズしようと心に決めたのです。オフィチーネ・マーメイドには、ラフ&レディをキーワードとするベーシックでスパルタンな独自のスタイルが存在します。これをスクランブラーに注入し、英語でスクラッチと命名しました。敢えてダメージを受けたようなイメージにしたのですが、たとえば、ペイントを剥がしてハンドペイントで再仕上げした燃料タンクを見ていただければわかるかと思います。我々がこの手法を採用するのは、もっともエクスクルーシブ性の高い作品だけです。メタル・マッドガードはラフなままとして、ワークショップでハンドペイントしました。モーターサイクルの基本部分だけを残して(必要のないものはすべて排除して)います。エグゾーストはオリジナルですが、必要最小限まで縮小しています。フロントエンドでは、トラディショナルなスタンチョンフォークを採用し、21インチホイールを選択しました。リアホイールは18インチです。サドルとハンドルバーは、ウェスタンスタイルを彷彿とさせるビンテージグリーン・レザーです。さらにスクラッチには、ラリースタイルのメインヘッドライトと小径ラテラル・スポットライトを装備しました。」

ドゥカティスクランブラーが提供するカスタマイゼーションの世界は、スペシャリストだけではなく、すべてのライダーに開放されています。そのために、ユーザー自身がオリジナルでパーソナル性が高いモーターサイクルに仕立て上げられるよう、豊富なアクセサリーが用意されています。ヴェローナで開催されたMotor Bike Expoには、6種類の異なったバージョンが展示されました。そのすべてがドゥカティ・パフォーマンスの“息吹”を感じさせますが、カスタマイゼーションやパーソナリゼーションの可能性はこれだけにとどまりません。クローム仕上げ燃料タンク・サイドパネルには、ブラック、マット、カモフラージュ、カーボンファイバーの4バージョンが設定されています。フロント・マッドガードやハイ・ナンバープレート・サポート、タンクバッグ、キャンバス/ウォータープルーフ・バッグ、テルミニョーニ製ロー&ハイ・スリップオン・エグゾースト、ヘッドライト・リム、メッシュカバー、ダッシュボード・リム、ビンテージ・ハンドルバー、ミラー、スポークホイールなどにもさまざまなオプションが用意され、さらにサドルやテーパード・ローハンドルバーにも4つのバージョンが存在します。

ドゥカティスクランブラーは、アイコン(イエローとレッド)、アーバンエンデューロ、フルスロットル、クラシックの4つのバージョンが登場します。スクランブラー・アイコンは、スクランブラー特有のスピリットをこれまでとは異なるスタイルや機能に基づいて解釈したものです。ワイルドグリーンのペイントが眩しいアーバンエンデューロは、エンデューロスタイルを好み、すぐにでもオフロードに足を踏み入れたいライダーに向けてデザインされています。フルスロットルは、サーキット上でのレースに魅了され、あくまで限界の追求に挑むライダーに最適です。クラシックは、70年代のスタイルやディテールにこだわりながらも、現代のモーターサイクルが持つライディングプレジャーと快適性では妥協をしたくない、という贅沢なライダーにアピールします。

>>スクランブラーの詳細ページはコチラ

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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