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【ホンダ】中上貴晶選手のMotoGPクラスへの昇格を発表

掲載日: 2017年08月20日(日) 更新日: 2017年08月20日(日)

取材・写真・文 =淺倉恵介

夏休みも終盤に差しかかった8月20日、栃木県のツインリンクもてぎで、二輪と四輪の国内トップカテゴリーのレースが同じ大会で行われる”ツインリンクもてぎ 2&4レース”が開催された。

今年はツインリンクもてぎが開業して20周年という節目の年。今大会でも様々な記念行事が催された。その20周年記念セレモニーで、モータースポーツファンにはたまらないサプライズがプレゼントされた。現在、MotoGPのMoto2クラスに参戦中の中上貴晶選手が、2018年二輪レースの世界最高峰MotoGPクラスへのフル参戦することが発表されたのだ。

中上選手は2012年からMoto2クラス挑戦を開始。2016年シーズンは、念願の初優勝を達成した他に表彰台を4回獲得。年間ランキングは6位という好成績を残した。2017年シーズンは、ここまでで既に3回表彰台に上がり、ランキング7位につけている。来シーズン中上選手のMotoGPクラス参戦が決定したことで、20111年シーズンの青山博一選手以来、久々の日本人MotoGPライダーが誕生することになった。

所属するチームはLCR HONDA。元GPライダーのルーチョ・チェッキネロ氏が代表を務める名門チーム。選手育成の手腕には定評があり、元MotoGPクラスチャンピオン、ケーシー・ストーナーも同チームから世界デビューを果たしている。来る2018年、中上選手のチームメイトを務めるのは、今シーズンも同チームでMotoGPを戦うカル・クラッチロー選手を予定。

参戦発表の後には、中上選手とホンダのレース関係者による記者会見も行われた。

中上貴晶選手
「4歳でポケットバイクで走り始めてから、ずっと世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。その夢が叶うのは、家族やホンダ、何より応援してくださる皆さんのおかげだと考えています。今は、感謝の祈雨持ちしかありません。

今シーズンは(フル参戦中のMoto2クラスで)思ったようにいかないレースが続いて焦りを感じていました。MotoGP昇格が決まったことで精神的にすっきりできましたし、残り7戦少しでも良い成績が残せるように戦いに集中します。

来シーズン、チームメイトとなるクラッチロー選手は、飾らない人柄のフレンドリーなキャラクターですから、きっと仲良くやっていけると思います。いろいろと学ぶことが多い一年になると思いますが、自信はあります。RC213Vに始めて乗った時には手こずりましたが、すぐに楽しく走ることができました。今は、一刻も早くRC213Vに乗りたい気分です。」

本田技研工業株式会社 モータースポーツ部 部長 山本雅史氏
「中上選手の走りを見て、本人と話して、彼ならMotoGPマシンを乗りこなせるのではないか?と感じました。昨年、ヘレスで3日間RC213Vをテストしてもらい、非公式ではありますがダニ・ペドロサ選手を上回るタイムも記録しています。来年MotoGPを走ってもらうと最終的に決定したのは、実は先週のことです。オーストリアGPで彼の走りを見て、やはり中上選手にはMotoGPを走ってもらおうと決めました。」

株式会社ホンダ・レーシング レース運営室 室長 桒田哲宏氏
「MotoGPは世界最高峰の2輪レースですから、ライダーに求められる要求値も高い。中上選手は昨年のテストで体力的に問題があると感じたようですが、その後にしっかりとトレーニングを積んできてくれている。そうした姿勢を含めて、彼ならば結果を出してくれるだろうと考えています。今年はあまり調子が良くないようですが、彼ならやれると信じていますから、MotoGPマシンを託すことに迷いはありませんでした。中上選手は、アジアのライダーの目標になれる存在だと思います。」

2018年、MotoGPライダー中上貴晶の戦いに期待したい。

 

以下、ホンダのリリースより

中上貴晶選手、ロードレース最高峰のMotoGPクラスに昇格

FIM※MotoGP世界選手権Moto2クラスに参戦中の日本人ライダー中上貴晶が、2018年シーズンから最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、フル参戦することが決まりました。

中上貴晶は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「イデミツ・ホンダ・チーム・アジア(IDEMITSU Honda Team Asia)」より参戦してきました。2016年には、オランダGPでの初優勝を含め、表彰台に4回登壇。今シーズンも、表彰台に3回登壇するなど、第11戦オーストリアGP終了時点で、ランキング7位につける活躍を見せています。

2018年シーズンは、チーム「エルシーアール・ホンダ(LCR Honda)」に所属し、Honda RC213Vを駆り上位入賞を目指します。
※FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称

■中上貴晶選手のコメント
「4歳の時にポケバイ(ポケットバイク)に乗り始めてから、いつも世界の頂点で戦うことを目標にしてきました。今回、夢の舞台に立つことができるのは、これまで支えてくれた多くの関係者やファンの皆さんのおかげだと思っています。今シーズンは、日本GPを含む7戦が残されています。残りのレースに集中しながら、来シーズンを見据えた戦い方を身につけていきたいと思います。これからも、変わらぬご支援と、応援をよろしくお願いいたします」

■本田技研工業(株) 執行役員 ブランド・コミュニケーション本部長 森山克英のコメント
「中上選手が世界最高峰クラスに昇格することを大変うれしく感じています。これは、彼の実績や、真摯にレースに取り組む姿勢と常にアグレッシブなライディングスタイルが評価されたものです。アジアから世界で活躍できるライダーを送り出すことは、日本を含むアジア地域でのモータースポーツの振興に大いに貢献できると考えています。新たな世界でさらに活躍し、多くの若者の目標となるグランプリライダーに成長してくれることを願っています」

■(株) ホンダ・レーシング社長 野村欣滋のコメント
「中上選手には2018年も引き続き、ホンダ・レーシングの契約ライダーとして、持てる情熱とライディングスキルをいかんなく発揮し、日本はもとよりアジア地域の多くの若者たちの目標となるライダーとして活躍してくれることを願っています。夢の実現を大きな力にして、大勢のファンに感動を与えられるトップライダーに成長してくれることを期待しています」

中上 貴晶(なかがみ たかあき)選手のプロフィール
■生年月日 : 1992年2月9日 25才
■出身 : 千葉県
■身長・体重 : 174cm・64kg

<主な戦績>
■2011年 全日本ロードレース選手権 J-GP2 チャンピオン
■2012年 MotoGP世界選手権Moto2 15位
■2013年 MotoGP世界選手権Moto2 8位
■2014年 MotoGP世界選手権Moto2 22位
■2015年 MotoGP世界選手権Moto2 8位
■2016年 MotoGP世界選手権Moto2 6位
■2017年 MotoGP世界選手権Moto2 7位
(第11戦オーストリアGP終了時点)

LCR Honda
■チームプリンシパル&CEO:ルーチョ・チェッキネロ (Lucio Cecchinello)
■設立:1996年
■チーム拠点:モナコ公国


(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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