【編集部コラム】BMW R nineTのワンメイクレースが始まるぞー!

掲載日: 2018年06月15日(金) 更新日: 2018年06月15日(金)

タイトル見て「マジか!」と思ったでしょ? いや、マジなんです。ただし、ヨーロッパでの話ですけどね。2017年の7月だったか、BMW Motorrad Germanyが

「”R nineT Racer(Rナインティ・レーサー)”でワンメイクレースやるよ〜」

っていうニュースを発表してましてね。


<写真>どうやら今年になってどこかでエキジビジョンとして一発開催されたようです。Photo/BMW Motorrad

 

でもその昨年の一報以来な〜んの音沙汰もなく時は過ぎ……2018年の3月になってようやく具体的なスケジュールやレギュレーションなどが明らかになりました。ライダーは30名、全員が同じ改造を施したRナインティ・レーサーで年間6戦を戦う。これがざっくりとしたワンメイクレースの概要です。そしてそのワンメイクレースの大会名はズバリ、

BoxerCup 2.0(ボクサーカップ2.0)

「ボクサーカップ!?」と記憶の片隅から懐かしいワードが蘇った方もいるかもしれません。「ボクサーカップ」とは、2001年から2004年にかけて欧州で開催されていたBMWワンメイクレースの名称です。
当時のボクサーカップはBMW MotorradのR1100Sという水平対向エンジンのスポーツモデルを使用して 、MotoGPや世界耐久選手権の前座レースとして欧州各地で開催されました。じつはこれが結構な人気となって、BMWはR1100Sの特別仕様「ボクサーカップレプリカ」を発売したほどなのです。その後、日本でもボクサーカップは開催されました。


<写真>これが当時のボクサーカップの写真です。フロントカウルのレタリングに注目! そう、ライダーはLuca Cadalora(ルカ・カダローラ)さんです! Photo/BMW Motorrad

 

当時のボクサーカップはランディ・マモラ氏をはじめルカ・カダローラ氏など元WGPライダーたちがボクサーカップでBMWを走らせたことでも大きな話題に。そんなこんなで一時は大人気となったBMWのワンメイクレースでしたが、2004年を最後にレースが行われることはありませんでした。
そして2018年。かつて人気を博したレースは「ボクサーカップ2.0」と名前をバージョンアップ(?)して10数年ぶりに復活するのです!

以前のボクサーカップで使用されたR1100Sは空油冷エンジンのボクサーでしたが、ボクサーカップ2.0で使用されるRナインティ・レーサーもやはり空油冷ボクサー。BMWにはR1200GSやR1200RS、R1200Rのような水冷ボクサーもありますが、あえて水冷ボクサーをカップマシンにしなかったのは、ボクサーカップ2.0をRナインティのプロモーションに利用したいという下心も多分にあることでしょう(笑)。


<写真>こちらがボクサーカップ仕様のRナインティ・レーサー。保安部品を取り去ったレーサー仕様にカスタムされています。Photo/BMW Motorrad


<写真>こっちはストックのRナインティ・レーサー。ここ数年ヘリテイジやら何やらでいろんなカフェスタイルが登場しましたが、ロケットカウル装着のメーカー純正カフェとしては過去最高にバランスのとれた1台かな、と個人的には思ってます。Photo/BMW Motorrad


<写真>今年欧州のどこかで開催されたエキジビジョンでの1枚。またがってるライダーは、SBKのストッククラスSTK1000(スーパーストック1000)へalpha Racing Van ZonのS1000RRで参戦しているマーカス・ライテルベルガー(Markus Reiterberger)選手。
Photo/BMW Motorrad

 

この「カップ仕様」のRナインティ・レーサー、ぱっと見だとそんなに変わってるようにも思えないんですが、じつは結構いろんなパーツが交換されてるんですよね。前後のサスペンションは専用のWilbers(ウィルバース)製だし、ステアリングダンパーもスペシャル。マフラーはAkrapovic( アクラポビッチ)製のフルエキゾーストで、カーボンのシリンダーヘッドカバーはIlmberger(イルムバーガー)製。ワンメイクレースだけあって、この他にもかな〜り細かく仕様が決まってます。
僕は昨年マシンの仕様が発表された時から「実車見てみたいナー」なんて思っていたんですけど、じつは去年見たんですよ、EICMAの会場で!


<写真>ジャーン! これがボクサーカップ2.0仕様のRナインティ・レーサー。2017年のEICMA(ミラノショー)BMWブースで撮影しました。Photo/RyoT

 

↑の写真がまさにソレなんですが、あろうことか展示車にはなんの解説パネルもなく……。ぶっちゃけ、ボクサーカップ2.0のニュースを知らない人にとっては「なんやこれ」な感じだったでしょうねぇ。ま、僕は「これが例のアレかーーっ!!!」と1人興奮&ニヤニヤしてましたが(笑)。もちろんこれ以外にも写真はあるんですが、ここで解説するとまたものすごく長くなりそうなので今日はやめておきます。。が、近いうちにBMW専門サイト「VirginBMW」で記事として公開しようと思いますので、しばしお待ちくださいませ。

そうだ、大事なことを書き忘れました。新たにスタートする「ボクサーカップ2.0」の初戦は、6月23日〜24日にかけてドイツのザクセンリンク(MotoGPでもお馴染みですね)で開催されます。そのタイミングでドイツに旅行・出張に行く方はザクセンリンクまで足を伸ばしてはいかがでしょうか。

ではまた!

最後にかつてボクサーカップで活躍したR1100Sの試乗記事を貼っておきますね。

R1100S試乗インプレッション

(バイクブロス編集部 RyoT)

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