【EICMA2018】ヴィットピレン・エアロが切れ味を増して再登場! デザインで魅せるハスクバーナ

掲載日: 2018年11月12日(月) 更新日: 2018年11月12日(月)
この記事は2018年11月12日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年11月6日にハスクバーナ(Husqvarna)はイタリア・ミラノで開催されたEICMA2018(ミラノショー)のカンファレンスで、コンセプトモデルのヴィットピレン701・エアロ(VITPILEN AERO)と、市販モデルのスヴァルトピレン701(SVARTPILEN701)、キッズ用電動モデルEE5を発表した。

2016年のミラノショーでコンセプトモデルが発表されたヴィットピレン・エアロ。当時大きな反響を呼んだエアロは2年ぶりに登場、そのスタイリングをさらに進化させていた。

上の3枚の写真は2016年にコンセプトとして発表されたヴィットピレン401・エアロだ。この時は現行の401系のシャーシがベースだった。

今回のヴィットピレン701・エアロは現行の701系がベースとなり車格が少し大柄に。比較するとサイズの違い以外でもスタイルの進化が見て取れる。

2016年の発表時にはロケットカウルとタンクカバーが分離していたが、今回発表されたヴィットピレン701・エアロではカウルを上下分割として、カウル下側とタンク下側をジョイントするような構成としていた。

サイドカバーからテールカウルにかけてのデザインは大幅にアップデートされて、より魅力的な造形に。また、リアホイールはディッシュホイールのようなデザインを採用している。ユニークなリアビューともあいまって個性的なスタイルを作り上げている。

KTM690と車体とエンジンを共用する701シリーズ。そのカフェ版といえるのがこのヴィットピレン701・エアロだ。現段階では市販時期等は明らかになっていない。

カンファレンス冒頭でアンベールされたのは、2017年のミラノショーでコンセプトが発表されたスヴァルトピレン701だ。

こちらは2017年に発表されたスヴァルトピレン701のコンセプト。

こちらは今回発表された市販版。シンプルな5本スポークのキャストホイールや、ゼッケンプレート風のヘッドライト&サイドカバーなど、2017年に発表されたコンセプトほぼそのまま。近年世界的に流行の兆しを見せているフラットトラック(Flat Track)テイストを前面に打ち出したストリートモデルだ。

さらにカンファレンスではキッズ向けの電動モトクロッサー「EE5」もお披露目された。

「シンプル、プログレッシブ」というキャッチフレーズで2018年にヴィットピレン401&701、スヴァルトピレン401を発売開始したハスクバーナ。今回コンセプト発表からきっちり1年でスヴァルトピレン701の市販版が登場したことを考えると、このヴィットピレン701・エアロの市販版登場もそう遠くないように感じる。

今回発表されたモデルの発売時期など詳細についてはわかり次第お伝えする。

 

Text&Photo/RyoTsuchiyama
取材協力/Husqvarna Motorcycle, ITA(Italian Trade Agency)

過去のヴィットピレン・エアロに関する記事はこちら。

ハスクバーナ・ヴィットピレン「エアロ」はまだか?

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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