【EICMA2018】車格は400cc並!? アプリリアが発表したミドルSS、RS660コンセプトに注目

掲載日: 2018年11月12日(月) 更新日: 2018年11月12日(月)
この記事は2018年11月12日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年11月6日、アプリリアがEICMA2018(ミラノショー)の会場で660ccのコンセプトモデル「RS660 Concept」を発表した。

エンジンの最高出力など詳細は明らかにされていないが、アプリリアとしてはスポーツライディングを気軽に楽しめるモデルとしてRS660 Conceptを製作したとのこと。現在アプリリアのスポーツバイクとしてはRSV4シリーズがその頂点に位置付けられているが、ミドルクラスにはそうした車両がない。
このことから、今回発表されたRS660は同社のスポーツモデルのエントリーモデルとしての役割を期待されているようだ。ここからは細部の写真を見ていこう。

エンジンは水冷並列2気筒。エンジン幅も抑えられており外観はとてもコンパクト。現段階ではボア×ストロークも明らかになっていないが、シリンダーの高さを見るとかなりのショートストローク仕様なのかもしれない。フレームにはアルミのツインスパーを採用する。

筆者の個人的感覚だと既存の400cc・カウル付きモデルと大差ない車格に見えた。このコンパクトな車体にパンチのあるエンジンが搭載されれば、かなり面白いマシンになりそう。リアサスは見た限り、リンクレスの直押し式のようだ。

現行のMotoGPマシンのようなウイングレットを備えるカウル。フロントマスクはRSV4シリーズとイメージを共通化させている。

エアロダイナミクスへのこだわりはテールセクションにも。デザイン的にもアピール度が高い造形だ。

RS660コンセプトは、アプリリアにとってこれまで手薄だったミドルクラスへの新たな展開を予言するものだ。発売時期やエンジンの仕様など新たな情報が発表され次第、詳細をお伝えしよう。

 

Text/RyoTsuchiyama
取材協力/Aprilia, ITA(Italian Trade Agency)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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