【MotoGP】ロレンソ今季初優勝!ドゥカティが母国GPで1・2フィニッシュを決める

掲載日: 2018年06月04日(月) 更新日: 2018年06月04日(月)
この記事は2018年6月4日当時の情報に基づいて制作されています。

2018年6月3日、イタリアのムジェロで開催されたMotoGP第6戦でドゥカティのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo)が優勝。2位には同じくドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Andrea Dovizioso)が入り、ドゥカティは地元イタリアのグランプリで見事な1・2フィニッシュを飾った。

ドゥカティに移籍後、苦しんできたロレンソに往年の強さが戻ってきた。

23周のラップとなったレースは、予選2番手でフロントローに並んだロレンソがスタートをうまく決めてポールポジションのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi/ヤマハ)を抑えて1コーナーにトップで飛び込む。ホンダのマルク・マルケス(Marc Marquez)は6番手スタートながらスルスルと前へ出て、1周目で3位まで順位をアップ。ロレンソ、ロッシ、マルケスの歴代チャンピオンがトップ3を形成したオープニングラップとなった。しかしマルケスは残り19周でスリップダウンして優勝争いから早くも脱落してしまう。


<写真>ホールショットを奪ったロレンソ(#99)。後方にロッシ(#46)、マルケス(#93)が続く。Photo/Ducati Corse


<写真>3周目にホンダのマルケスがロッシのインに切り込んでロレンソの後ろについた。しかしマルケスは5周目に転倒し、トップ争いから脱落してしまう。Photo/Ducati Corse

マルケスの脱落後、トップ集団はロレンソ、ロッシ、ドヴィツィオーゾ、スズキのアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone)、同じくスズキのアレックス・リンス(Alex Rins)、さらにプラマックレーシングのダニロ・ペトルッチ(Danilo Petrucci)が続く形になったが、残り17周でドヴィツィオーゾがロッシをパス。ドゥカティは早くも1・2体制を築き上げた。

その後、ロレンソは徐々に後続を引き離してレース中盤には独走状態に入り、そのまま逃げ切ってトップでチェッカーを受けた。ドヴィツィオーゾはレース終盤でペースアップしてきたロッシに追いつかれたが、2位でゴール。ドゥカティは1・2フィニッシュを達成した。3位には地元ファンの大歓声に後押しを受けたロッシが入った。


<写真>レース序盤でトップに立つと中盤には独走体制を築いてそのまま逃げ切ったロレンソ。その勝ち方はまさに全盛期のロレンソそのものだった。Photo/Ducati Corse


<写真>「Lorenzo’s Land(ロレンソ・ランド)」と書かれた旗をグラベルに埋める恒例のパフォーマンスも復活。スタンドに詰め掛けたファンを前に「ムジェロ征服」をアピール。Photo/Ducati Corse


<写真>パルクフェルメでの1枚。優勝したロレンソ(右)と2位に入ったドヴィツィオーゾ(左)。その2人の肩を抱くのはドゥカティのチームマネージャー、ルイジ・ダッリーニャ(Luigi Dall’Igna)氏。Photo/Ducati Corse


<写真>地元イタリアでの1・2フィニッシュに沸くドゥカティクルーたち。ドゥカティの1・2フィニッシュは2017年第17戦マレーシアGP(優勝ドヴィチオーゾ、2位ロレンソ)以来だ。Photo/DucatiCorse


<写真>表彰台で跳び上がる恒例の「ロレンソ・ジャンプ」も久々に。ロレンソにとっては今季初勝利。今回の優勝で通算勝利数は45勝となった。Photo/Ducati Corse

チャンピオンシップはホンダのマルケスが95ptでトップ。以下、ロッシが72pt、ビニャーレス(ヤマハ)が67pt、ドヴィツィオーゾが66ptと続く。
次戦第7戦は6月17日にスペインのカタルニアで決勝が行われる。ロレンソにとっては母国GPとなるレースに注目が集まる。

情報元=Ducati Corse
Text=RyoTsuchiyama

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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