【MotoGP】V.ロッシ現役続行! ヤマハと2年契約を更新

掲載日: 2018年03月16日(金) 更新日: 2018年03月16日(金)
この記事は2018年3月16日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース=ヤマハ発動機

2018年3月15日、ヤマハはMotoGPのヤマハ・ファクトリー・レーシングチームのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi) 選手と新たに2年間の契約を更新したと発表した。2018年シーズンでヤマハとの契約が切れることから、その去就が注目されていたロッシだが、今回の2年契約更新によって2020年シーズンまでヤマハワークスでYZR-M1を走らせることになる。

1979年2月16日生まれ、現在39歳のロッシは1996年のWGP参戦以来MotoGPクラスを含めて過去9回世界チャンピオンに輝いたGP界のレジェンド。もちろん現役MotoGPライダーでは最年長の選手だ。2020年シーズン突入時には41歳となるが、契約更新をした本人のコメントからはまだまだやれるという気合いが充分に伺える。
2018年のMotoGPは3月16日からカタールのロサイル・サーキットで開幕する。

(以下リリースより)

バレンティーノ・ロッシ選手と2年間の契約を更新 MotoGP世界選手権

ヤマハ発動機株式会社は、バレンティーノ・ロッシ選手と新たに2年間の契約更新を行いました。これによりロッシ選手は2020年まで、ヤマハ・ファクトリー・チームから世界最高峰の二輪ロードレースMotoGPにYZR-M1で参戦します。

9度の世界チャンピオンを獲得してきたMotoGPのレジェンドで、「ドクター」の異名を持つロッシ選手とYZR-M1は、過去4度のMotoGPタイトルを獲得し、206レースで優勝56回、2位43回、3位35回と、これまでのヤマハライダーの中で最高の成績を残しています。また、2017年にフランスのル・マンで当社はグランプリ通算500勝を達成しましたが、11%にあたる55勝はロッシ選手によるもので、500勝の達成に最も貢献したライダーです。

2017シーズン、ロッシ選手はオランダGPでの優勝を含む6度の表彰台を獲得しランキング5位という成績を残しています。当社は2018シーズン以降もチャンピオン獲得に向け、全力でサポートを続けます。

リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)

「ロッシ選手との2年間の契約更新は、2018シーズン開幕の最高のニュースとなりました。ロッシ選手はレース参戦の継続を明確にしていたので、大きな驚きはなかったかもしれませんが、特に世界中のファンにとっては、うれしいニュースになったのではないでしょうか。
ファクトリーチームとして目標を達成するにはトップライダーが必要です。ロッシ選手は長年の経験と、カタールでの最終テストで2位となったことが証明している通り、間違いなくトップライダーであり契約はとてもスムーズに運びました。
ビニャーレス選手、ロッシ選手ともに、2019年と2020年の契約を締結できたので、まずは今シーズンに全力を注ぎます。そのためにも、多くの勝利と好成績を残すため、最高のYZR-M1をライダーに提供することがチームのミッションとなります。非常に競争の激しいシーズンになると思いますが、皆さんと同様、我々も日曜日の夜に開催される開幕戦が楽しみです」

バレンティーノ・ロッシ選手談

「2016年3月にヤマハと契約を結んだとき、MotoGPライダーとして最後の契約になるかもしれないと思っていました。また、この2年の間に今後のことを決断しようと決めていました。MotoGPライダーとして十分な手応えを感じることができたため、継続することにしました。チームのみんな、辻さん、津谷さんをはじめとした日本人のエンジニアたちと一緒に仕事ができたことがうれしかったのです。
来年には40歳を迎えます。これまでと同様の強さを保ち続けることは難しくなる可能性があるにもかかわらず、私を信じてくれたヤマハ、特にリン・ジャービス氏、チーム・ディレクターのマッシモ・メレガリ氏に感謝します。簡単でないこと、多くの努力とトレーニングが必要なことは理解していますが、モチベーションは十分です」

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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