TeamKAGAYAMA 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦リザルト

掲載日: 2017年11月11日(土) 更新日: 2017年11月20日(月)
この記事は2017年11月11日当時の情報に基づいて制作されています。
リリース = Team KAGAYAMA

 

 
2017年11月5日に、鈴鹿サーキット(三重県)にてMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦が行われた。スズキ GSX-R1000でJSB1000に出場した加賀山選手は決勝9位、浦本選手は決勝11位。J-GP2クラスにスズキ GSX-proto71で出場した三原選手は、決勝6位となった。

加賀山が自己ベスト更新!
存在感を示す

4月に開幕した全日本ロードレース選手権も、11月上旬に三重県・鈴鹿サーキットでシリーズ最終戦を迎えました。今シーズンは、待望のブランニューとなったスズキGSX-R1000を投入し、巻き返して行きたいところでしたが、産みの苦しみを味わう1年となりました。その中でも、後半戦に入り、特に加賀山は、車体セットが進みようやく攻められる状態になってきていました。浦本も最終戦を前に、スペインに渡り、スーパーストック1000ヨーロッパ選手権、RFME CEV スペイン選手権に参戦。思うような成績は残せませんでしたが、大いに刺激を受けて帰国し、鈴鹿入りしました。また、J-GP2クラスの三原壮紫は、まだ足は完治していないもののサーキット秋ヶ瀬でスズキFU150に乗り身体の状態を確認し、今回の復帰参戦を決めていました。

■大会名
2017 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦
第49回MFJグランプリスーパーバイクレースin 鈴鹿
■開催日
[予選]2017年11月4日(土曜)天候:快晴コース:ドライ
[決勝]2017年11月5日(日曜)天候:曇りコース:ドライ
■観客動員数/2万8000人(2日間合計)
■開催場所/三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
■JSB1000ライダー
加賀山就臣予選/8番手(1分29秒187)決勝/9位
シリーズランキング:10位
浦本修充予選/14番手(1分30秒071)決勝/11位
シリーズランキング:13位
■マシン/SUZUKI GSX-R1000
■J-GP2ライダー
三原壮紫予選/10番手(2分12秒188)決勝/6位
シリーズランキング:13位
■マシン/SUZUKI GSX-proto71

今年も事前テストはなく最終戦鈴鹿のレースウイークは、木曜日の特別スポーツ走行から始まりました。後半戦に入り、調子を上げてきている加賀山は、マシンをセットアップしながらも初日は2分08秒台、2日目は2分07秒台と着実にタイムを縮め、トップ10圏内につけていました。一方、浦本は、なかなかいい方向にセットが進まず加賀山から大きく遅れを取ってしまっていました。三原は、左コーナーで痛みがあるため、どうしてもかばったライディングになってしまっていたため、それを尾関メカが補うセットを考案しセットを詰めて行きました。

JSB1000クラスの公式は、ノックアウト方式で行われ全車が走るQ1でレース2とレース1の11番手以下のグリッドが決まり、10台が進出するQ2でレース1のトップ10グリッドが決められました。30分間で行われたQ1では、開始早々にダンロップコーナーで転倒があり赤旗中断があったものの、セッション終盤にタイムアタックに入った加賀山は、2分06秒台に入れ8番手につけました。そしてQ2では、さらにタイムを縮め2分06秒823で7番手となりました。自己ベストを更新するのは、実に約5年振りのこと。ここまで地道に積み重ねてきたことが結果に結びつきました。浦本は16番手、三原も自己ベストを更新し10番手につけ決勝に臨むことになりました。

決勝日も快晴に恵まれた鈴鹿サーキット。2レース制で行われたJSB1000クラスは、レース1は8周という短期決戦、レース2は戦略が必要な20周という変則スケジュールに今年もなっていた。レース1では、スタート直前のウォームアップランでストップしたマシンがありディレイ。仕切りとなったレースは、1周減算の7周で行われることになった。得意なスタートダッシュを見せた加賀山は、5番手で1コーナーに入って行き2周目に1台にかわされ6番手を走行。その背後に迫るライバルを抑えながら周回を重ねますが、ラストラップに、もう1台にかわされ7位でゴール。浦本は、混戦から抜け出せず17位でチェッカーフラッグを受けました。

レース2は、予定通り20周で争われました。またもスタートを決めた加賀山は、3番手で1コーナーをクリア。オープニングラップは、4番手でホームストレートに戻ってきます。2周目に6番手に下がるが、ポジションをキープしていました。しかし、折り返しとなる10周目を過ぎるとペースを保つことができず順位を落としてしまいます。問題を抱えながらも、何とか12位でゴールラインにたどり着き、2017年シーズン最後のレースを終えました。浦本は、レース終盤は単独走行となり14位でチェッカーフラッグを受けました。

J-GP2クラスの三原は、10番手でオープニングラップを終えるとケミン選手とバトルを展開。9周目に前に出ると、レース終盤にも2つポジションを上げ今季最上位となる6位でチェッカーフラッグを受けました。

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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