新生ノートンのコマンド961SEが日本上陸!!

掲載日: 2010年12月03日(金) 更新日: 2013年12月11日(水)
この記事は2010年12月3日当時の情報に基づいて制作されています。

バイクブロス×マガジンズ編集部 =文

12月3日、東京都内で新型ノートン・コマンド961SEの発表会が開催された。ご存知の方も多いかもしれないが、「ノートン」と言えば1898年創業という古い歴史を持つバイクブランドであり、1970年代までマン島TTレースやGP界で数え切れないほどの輝かしい戦績を残したメーカーとしても有名。マンクスやコマンドなどの名車を生み出しただけではなく、あのフェザーベッドフレームやロータリーエンジンを搭載したモデルを開発するなど、その卓越した技術力は世界中のオートバイ業界を牽引していたと言っても過言ではない。

しかし、他の英国メーカー同様1970年台には衰退し、1976年にはコマンドの生産も途絶えた。そして、その存在は徐々に忘れ去られていくかに思えたのだが、新しい資本を得てノートンのブランドは蘇った。その新生ノートンが復活の狼煙としてリリースしたモデルが今回日本でも発表された「ノートン・コマンド961SE」である。

オリジナルの「コマンド」を彷彿させるやや前傾した並列2気筒エンジンは、プッシュロッドを介してバルブを駆動する伝統的なOHV機構を採用しながらも、最新の設計・生産技術の投入により80PS/6,500rpm、90Nm/5,200rpmを発揮する完全新設計のパワーユニットだ。また、車体はフレームビルダーとしてつとに有名なあのスポンドンによるもので、前後のオーリンズ製サスペンションやブレンボ製ブレーキシステム、カーボン製ホイールなどにより完全武装、現代のスポーツバイクとして相応しいスペックを与えられている。

MotoGPなどが開催されるサーキットとしても有名なドニントンパーク内にあるファクトリーで生産されるこのコマンド961シリーズには今回お披露目された「SE」のほかに「Cafe Recer」「Sport」という2つのバージョンが存在し、これらも順次日本に導入される。発売時期はSEが2011年の1月~2月、Cafe RacerとSportが2011年3月。価格は日本に15台のみ導入されるSEが299万2500円、Cafe Racerが252万円、Sportが225万7500円となっている。正規輸入販売元のピーシーアイによると、2012年3月までの初年度販売目標台数は300台とのことだ。

こうしていよいよ日本上陸を果すことになったノートンだが、その価格を見ても大量生産・大量販売を前提としないプレミアムバイクを目指していることはお分かりいただけるだろう。実際に購入するにはかなりの決心が必要となるバイクだが、こうした伝統を持つブランドが復活することを素直に喜びたいと思う。そして、一足先に現車を目の当たりにした者として読者の皆さんにお伝えしておくべきことは、コマンド961SEが歴史あるノートンのロゴマークに相応しい仕上がりを見せていたということだ。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ