排ガスを出さず、音も僅かな新世代スポーツビークル誕生。

掲載日:2011年11月26日

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高城一磨 = 文/写真・取材協力=KTM JAPAN


排ガスを出さず、音も僅かな新世代スポーツビークル誕好むと好まないとに関わらず、近い将来バイクやクルマはデンキが主体になっていく…そんな予感すら抱かせるニュースが入ってきた。

KTMが「ゼロ・エミッション・モーターサイクル」、すなわち排気ガスをまったく出さないバイクを発表し、話題になっているからだ。しかも写真を見る限りでは、かなりまともなスポーツ性を備えている様子。トルクはあるが、電池やモーターの影響で重く、大きいというEVの概念は、既に過去のものになっているようだ。

アーセナルリサーチとの共同開発で作りこまれたこのモデルは、環境配慮とスポーツ性が高いレベルで両立可能であるということを実証した画期的なモデルである。パワーユニットや駆動システムの詳細は明らかにされていないが、現行プロトタイプでも7kw(約9.5ps)はクリアできる見込みで、最大負荷時はこの3倍ほど発揮できるという。車重は約90kgとの噂で、これが本当ならバッテリーを含めたパワーユニット関連が大幅に小型化されたということを裏付ける。高出力を狙うならモーターを、継続性と安定した電力供給にはバッテリーの進化が不可欠だが、ともにパワーとユニットサイズについては相反関係。どんなテクノロジーでこの数値を実現したのか、実に興味深い。

ガソリンを使わないということは、当然ガソリンタンクもエアクリーナーボックスも不要で、ラジエター、クラッチ、マフラーもない。その辺りも車重を軽くできている一因なのだろう。またモーターユニットの特徴のひとつ、レシプロエンジンに比べスタート時から発揮できる太いトルクはこのバイクでもウリになっているようで、トルクを活かしたダッシュ力が求められるオフロードに於いては、非常に適したパワーユニットとして注目されているようだ。

量産化を最終目標に開発を進めているが、当面(24ヶ月以内)は無理だろうとコメントするKTM。新時代の幕開けを予感させるスポーツビークルは、いま全世界のノリモノ好きの注目を一身に集めている。
公約実現! 【1】現在はゼロ・エミッション・エンデューロの開発に力を注いでいるというKTM。技術的要求が最も高いのがエンデューロで、それがオフロードで開発を進めている理由のひとつという。このプロジェクトが成功した後には、ストリート仕様への応用も視野に入れている。

【2】ジャンプシーンからも鈍重な雰囲気は感じられない。モーターの出力コントロールは、右手の動きにどれだけリニアな動きを見せるのだろうか?



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