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編集部コラム

風評被害なんてブットバセ!「福島復興支援ツーリング」

掲載日: 2011年10月21日(金) 更新日: 2013年12月11日(水)
この記事は 2011年10月21日に書かれたもので、内容が古い可能性があります。
風評被害なんてブットバセ!「福島復興支援ツーリング」
主催者の五十嵐雅哉さん(左)とアイドルの杏野はるなちゃん。はるなちゃんはズーマーを所有する原付ライダーだ。
写真・文 = 山下 剛

バイク乗りにだってできることがある
東日本大震災が東北地方に残した爪痕は深く、半年以上たった今も岩手、宮城、福島をはじめとする各地は震災の被害に苦しんでいるのは周知のとおりだ。なかでも福島を襲っている原発事故による放射線被害は人災だけにより深刻な一面があり、福島産の農産物の出荷停止などが続いている。

しかし福島県のすべてが放射線に汚染されているわけではない。とくに福島第一原発から遠く離れた会津地方の放射線量は関東地方と比較しても差は小さく、ほぼ実害のない地域だ。だが「福島県である」ということから十把一絡に判断されてしまい、農作物販売や観光産業の不振を招いてしまっている。人災が招いた二次災害といって過言ではないだろう。

そんな状況を「何とかしたい」と立ち上がったのが、東京・多摩にあるオートバイショップ「ヤングオート」の五十嵐雅哉店長だ。彼自身、二人の子供を抱える父親として放射能汚染には慎重に対応している。
「だからこそ冷静に汚染状況を確認して、適した行動をとりたい」
五十嵐店長は、NSR250を所有するバイク好きである音楽家の佐藤光俊さんの協力を得て、バイクツーリングと音楽のコラボイベント「福島復興支援ツーリング」の開催を福島県柳津町に打診した。この申し出を柳津町は全面的に受け入れ、10月8日~9日の2日間に柳津温泉に一泊するツーリングイベントが実施されたのだ。

イベント当日、柳津町にある「道の駅 会津柳津」の広大な芝生に大型トラックを利用したステージが設置され、ジャズバンドのライブ演奏、トライアルバイクのデモライドなどが催された。イベントにはグラビアアイドルであり「ゲームアイドル」を自称する杏野はるなさんも協力し、来場者の受付からステージでのゲーム対決、そしてイベントMCと活躍、愛くるしい笑顔をふりまいた。

柳津町からは軽食販売の露店が出店された他、地元の野菜がたっぷりと入った「きのこ汁」がふるまわれ、五十嵐さんの呼びかけに集まった約80人のライダーたちの空腹を満たした。

日がすっかりと暮れ落ちるまでステージでの演奏やイベントが続いた。協賛メーカーの景品をかけたジャンケン大会が終わると、最後は全員で「上を向いて歩こう」の大合唱。月夜に照らされる柳津町に、ライダーたちの歌声が響いたのだった。
「こうした支援は続けなくては意味がない。来年の開催を目指して、準備しています。次はもっとたくさんのライダーを集めたい」
五十嵐さんは力強くそう語る。

これだけの大災害の前に、個人ができることは少ないし、小さい。しかし復旧復興に向けて被災者以外ができることは必ずある。こうしたイベントがきっかけになって、支援の輪が広がっていくことが、明日のニッポンを強くする。
そんなことを考えずとも、風評被害に悩まされている地域へのツーリングは、「道路も空いているし、観光地も空いている」から快適な旅を楽しめる。土地の人とのコミュニケーションもとりやすいし、深まることが多い。もうすぐ冬が迫るだけに時間はあまりないが、晩秋の福島を訪れるツーリングが、いまもっとも旬なのだ。

「道の駅 会津柳津」には約80台のライダーたちが集まった。 柳津町在住のバイク愛好家の呼びかけで、いわき市のトライアルライダーがデモライドを披露した。
イベント会場で来場者にあいさつをする井関庄一・柳津町長。 ステージではバンドによるライブが行われ、ジャズや歌謡曲が演奏された。
柳津町のみなさんからは「きのこ汁」がふるまわれ、来場したライダーたちは冷えた体を温めた。
ゲームアイドルを自称する杏野はるなさんによる、ゲーム対戦イベント。対戦種目はマリオブラザーズ!
参加者による「上を向いて歩こう」の合唱でイベントが締めくくられた。

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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