【編集部コラム】三つ目のお化けが出たぞー! AMAミュージアムで見た「KX500バハ」

掲載日: 2018年08月24日(金) 更新日: 2018年08月24日(金)
カテゴリー: 日刊バイクブロス  タグ: ,  

でーーん!!ヤバくないスか、このライト(笑)。

どもRyoTです。7月にオハイオ州で開催されたAMA Vintage Motorcycle Daysという旧車イベントに出かけたワタクシ。延べ3日間のイベントのほかに、もうひとつ大きな目的がありました。それが同じオハイオ州にあるAMA(American Motorcyclist Association)のミュージアム訪問でした。


アメリカ・オハイオ州の州都コロンバスから東へ約数キロ。ピッカリントンという街にAMAのミュージアムである「AMA Motorcycle Hall of Fame Museum」があります。

Hall of Fame(ホール・オブ・フェイム)とは「殿堂」って意味でして、Motorcycle Hall of Fameとはつまり「モーターサイクルの殿堂」のこと。以前からウェブサイトをよくチェックしていた僕にとって、ココは「いつか絶対行ってみたい場所」のひとつに長年ノミネートされておりました。そして今回、ついについにその地に降り立ったワケです。憧れた時間が長かっただけに、正門にたどり着いた時はもう感動で震えましたよね、いやホントに。

では最初にお見せした三つ目ライトのマシンの話に移りましょう。あの写真だけで何かわかった方はマニアかもしれません。このお化けみたいな三つ目ライトを持つマシンはコレ!


【1994 Danny Hamel’s Kawasaki KX500】

ウッヒョー!こうやって見るとヘッドライトの存在感がハンパねぇー!
このマシンは、1994年のバハ(Baja 1000)を走ったKX500です。ライダーはこの当時AMAのヘア&ハウンド(デザートレースのチャンピオンシップ)で5度のチャンピオンを獲得し、バハ1000やバハ500でも大活躍したダニー・ハメル(Danny Hamel)選手です。

ぶっちゃけますと、僕はハメル選手のことは全然知らなかったんですが、このマシンだけは昔雑誌で見たことがありまして。それがいま自分の目の前にあるんですから、そりゃーもう興奮しっぱなしでしたよね。せっかくなんで細部もちょっとお見せします。

どこから見てもインパクト大のライト。ホンダXR250バハのソレとは比べ物にならないデカさ。まあバハ・カリフォルニアのレースは夜も走りますからね。とにかく明るいライトを追い求めていった結果こうなったのでしょう。このバハ仕様の三つ目ですが、下の2灯はPIAA製です(品番不明)。ひと回り小さい(と言っても充分デカい)上側のライトはCIBIE製です。CIBIEの方は写真を超拡大したらレンズに「IODE SUPER OSCAR LP」と刻印がありました。これからレプリカ製作にトライする方はぜひ参考にしてくださいね(笑)。ただ、KX500は輸出専用モデルなんでベース車探しが大変だと思いますが……。

ステム直付けのワンオフヘッドライトステーはアルミ削り出し。上の方にはトグルスイッチも見えます。ステーにはライト制御関係の配線やユニットが収められているようでした。このステーの先端はステムのような形状になっていて、その上端と下端には黒い部品がついてます。きっとラバーマウント用のゴムでしょう。いくら明るいライトを付けたところで振動でバルブが飛んだら意味ないですもんね。もしかしたらバハの勝敗を左右するのはライトの性能だったりするのかも。きっとこういうセットアップにはノウハウが必要なんだろうなぁ。

違う角度からKX500の全体像を。いまふと思ったんですけど、三つあるライトの光軸がどうなってるか分かる写真も撮れば良かったなと。普通に考えたら下2灯がロービーム、上1灯がハイビーム的な役割だとは思いますけどね。にしてもこのKX500は1994年のマシンなのにモロに80年代的外装をしています。

このスリット入りのサイドカバー。懐かしいなぁ。1988〜1989年のKXシリーズは80も125も250もみーんなコレでしたよね(そして’88のサイドカバーだけなぜか青)。よくよく調べると1983年に空冷エンジンで初登場したKX500は、水冷化された85年とその2年後の87年に外装が変更。そして翌88年にこの外装へと変更されてるんですが、その後は外装のアップデートを受けることなく2004年まで販売されていたことが判明! ま、カワサキの場合KLR650Rもそういうパターンですけど(笑)。

チャンバーはもちろんプロサーキット(Pro Circuit)。このKXは前後サスもプロサのスペシャル。プロサがサスペンションもやってるなんて知りませんでしたよ。

バハを走ったこの当時のマシンをまじまじと観察できる機会なんて日本じゃほぼないので、細かく車体を眺めていると実にいろんな発見がありました。もちろん写真もたくさん撮りましたし、せっかくなのでガルルWebで写真特集を作りたいなーなんて思ってます。なんてったってアメリカはオフロード大国ですからね。ミュージアムにはモトクロスやエンデューロマシンがしこたま置いてありました。

僕のヒーロー、ジェフ・エミッグ(Jeff Emig)のYZ。 90年代にAMAスーパークロスの世界にどハマりしてた人間にはもうたまりません! と言っても僕が見たかったエミッグのマシンは90年代後半、カワサキ時代のヤツだったんですけどね。

ということで今回はアメリカ・オハイオにあるAMAミュージアムで見たKX500のお話をお届けしました。

おっと、忘れちゃいけない。先日ガルルWebに2019年モデルの新型KX450のインプレッションがアップされたんです! これまでのKXシリーズは4ストを意味する「F」が車名の最後に付いてましたが、新型450ではついに車名から「F」が取れました。「もう今後2ストはねぇよ」ってことなんでしょうかね。

カワサキ 2019 KX450試乗インプレ/エンジン、フレームなどを刷新した新生KX

(バイクブロス編集部 RyoT)

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